柏崎刈羽原子力発電所5号機 新潟県中越沖地震後のプラント全体の機能試験の進捗状況について[発電機出力100%の状態における評価について]
平成22年12月3日
東京電力株式会社
当社柏崎刈羽原子力発電所5号機(沸騰水型、定格出力110万キロワット)は、
平成18年11月24日から第12回定期検査に伴いプラントを停止し、その後、平成19
年7月16日に発生した新潟県中越沖地震の影響による点検、復旧作業を実施して
おりましたが、平成22年11月17日よりプラント全体の機能試験を開始し、計画的
に試験を進めております。
その後、11月25日に発電を開始しており、本日午前9時に発電機出力が定格出
力の100%に到達し、本日午後4時までに発電機出力100%での運転状態を確認し、
問題がないと評価いたしました(試験項目および結果の概要については、添付資
料を参照)。
今後、出力上昇操作を行い、定格熱出力一定運転*として、計画した試験を慎
重に進めてまいります(試験予定の概要については、添付資料を参照)。なお、
今回の定格熱出力一定運転での発電機出力は112万キロワット程度になる見込み
です。
なお、機能試験の状況につきましては、随時、お知らせしてまいります。
以 上
○添付資料
別紙:柏崎刈羽原子力発電所5号機 新潟県中越沖地震後のプラント全体の機能
試験に係る進捗状況(平成22年12月3日)(PDF 177KB)
* 定格熱出力一定運転
原子炉で発生する熱(原子炉熱出力)を一定(定格値)に保ったまま運転する
方法。
当社柏崎刈羽原子力発電所においては、平成14年以降、全ての号機について定
格熱出力一定運転に伴う発電設備の健全性評価の妥当性について経済産業省原子
力安全・保安院の確認を受けており、定格熱出力一定運転を行っている(5号機
については平成14年5月7日より定格熱出力一定運転を実施)。
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