プレスリリース 2009年

定期検査中の福島第一原子力発電所4号機の発電開始について

                             平成21年12月1日
                             東京電力株式会社

 当社福島第一原子力発電所4号機(沸騰水型、定格出力78万4千キロワット)は、
平成21年9月29日以来、第23回定期検査を実施してまいりましたが、11月30日午後
10時42分、発電を開始いたしましたのでお知らせいたします。
 今後、出力を定格出力まで上昇させ調整運転を続けたのち、1月上旬に経済産業
省の総合負荷性能検査を受け、定期検査を終了する予定です。

 今回実施した主な工事は、以下の通りです。

(定期検査中に実施した主な工事)
1.燃料集合体の取替え
   燃料集合体548体中100体を取り替えました。
2.残留熱除去系配管改造工事
   原子炉内で、水の放射線分解によって生成される混合ガス(水素・酸素)が
  蓄積・滞留する可能性のある残留熱除去系の配管について、混合ガスを連続し
  て排出させるベント配管を新たに設置しました。
3.高経年化対策の長期保守管理方針に基づく点検
   当社は、運転開始以来30年を経過するプラントに対して、高経年化対策を策
  定し適切な保全処置を行うこととしておりますが、このたび4号機(昭和53年
  10月運転開始)に対し、高経年化対策の長期保守管理方針に基づき、原子炉圧
  力容器の漏えい検査などを行いました。

                                  以 上

* 高経年化対策の長期保守管理方針に基づく点検
   原子力発電所の高経年化対応について、当社は福島第一原子力発電所4号機
  が30年目を迎える段階で、安全に関わる機器等を対象として長期間の運転を想
  定した技術評価を行いました。
   この結果、高経年化に対応した適切な保全を追加的に行うことにより、プラ
  ントの健全性は確保されることを確認しました。
   なお、高経年化対策については今回の定期検査から計画的に実施し、定期的
  に再評価を行っていくこととしております。

<参考>当社原子力発電所の現況

福島第一・1号機( 46万キロワット)   運転中
     2号機( 78万4千キロワット) 運転中
     3号機( 78万4千キロワット) 運転中
     4号機( 78万4千キロワット) 11月30日から発電開始
     5号機( 78万4千キロワット) 調整運転中
     6号機(110万キロワット)   運転中

福島第二・1号機(110万キロワット)   運転中
     2号機(110万キロワット)   運転中
     3号機(110万キロワット)   運転中
     4号機(110万キロワット)   運転中

柏崎刈羽・1号機(110万キロワット)   定期検査中
     2号機(110万キロワット)   定期検査中
     3号機(110万キロワット)   定期検査中
     4号機(110万キロワット)   定期検査中
     5号機(110万キロワット)   定期検査中
     6号機(135万6千キロワット) 調整運転中
     7号機(135万6千キロワット) 調整運転中

 これにより、停止中のプラントは、5基、合計550万キロワット、運転中のプラン
トは、12基、合計1180万8千キロワットとなります。



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