カナダ法人ウラニウム・ワン社の第三者割当増資による株式引受について
〜戦略合意書及びウラン引取契約締結による長期的且つ戦略的な協力関係の構築〜
2009年2月10日 東京電力株式会社 株式会社 東芝 株式会社日本政策金融公庫国際協力銀行 東京電力株式会社、株式会社東芝および国際協力銀行(JBIC:株式会社日本 政策金融公庫の国際部門)(以下、「日本側3社」)は、本日、国際的なウラン生 産・販売事業者であるウラニウム・ワン社(以下「U1社」)と、同社が第三者割 当増資を目的として新たに発行する1億1,700万株を、一株あたり2.30カ ナダドル、総額約2億7,000万カナダドル(約202億円:75円/カナダド ル換算)で取得することに合意し、本日、株式引受契約書を締結するとともに、戦 略合意書(Strategic Relationship Agreement)およびウラン引取のための契約を 併せて締結いたしました。 新株は、日本側3社がカナダ・ブリティッシュコロンビア州に設立する “Japan Uranium Management Inc.” (以下「JUMI社」)が一括して引き受けます。JUMI社の 持ち分は、第三者割当増資後のU1社発行済株式総数(約5億8,661万株)の 19.95%程度、JUMI社への各社の出資比率は、東京電力および東芝がそれぞれ 40%、JBICが20%の予定です。 なお、日本側3社は、U1社との長期的且つ戦略的な相互協力関係のさらなる深 化と発展を目的に、U1社への2名の取締役その他の人材派遣、戦略を協議するた めの委員会の設置、ウラン資源の共同開発などを企図しております。今後、両当事 者は、戦略合意書に基づいた具体的な行動プランを策定し、実践して参ります。 東京電力は、ウラン調達の多様性を高めるとともに、経済性のあるウラン確保を 目指しており、今後も燃料調達において上流分野での取り組みを積極的に進めて参 ります。 東芝は、グループの原子力事業顧客のウラン需要を充足するための取り組みを、 今後も、あらゆる機会を通じて、積極的に推進して参ります。 JBICは、日本のウラン資源確保および日本の原子力事業にかかる国際競争力 の維持・向上を支援するとの観点から、我が国にとって初めてのウラン開発会社へ の資本参画である本件を共同参画という形でサポートすると共に、U1社の主要鉱 区があるカザフスタンとのこれまでの関係を通じた直接的交渉力を発揮してU1社 の事業を支援して参ります。 以 上
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