インドネシアにおける「国家電力技術・技能基準整備調査」の実施について
平成21年2月2日
東京電力株式会社
当社は、このたび、独立行政法人国際協力機構(以下JICA)の業務委託に
より、インドネシアにおける「国家電力技術・技能基準整備調査」を受託し、本
日より、現地にて本格的に調査活動を開始することといたしました。
インドネシアでは、慢性的な電力不足を解消するため、既存電力設備の運転効
率向上に加え、海外からの投資による独立発電事業者(Independent Power
Producer:IPP)の市場参入による供給力増加を図っています。同時に、こうし
た状況に対応し、安定した電力供給を実現するための信頼度の高い高度な技術・
ノウハウ(発電・送変電・配電などの計画・建設・運用・保守)が求められてお
り、そのための技術者の育成と能力向上に資する技能基準の整備と、同基準に基
づく資格認定制度の整備が喫緊の課題となっています。
本コンサルティングでは、発送配電一貫の電気事業者として当社がこれまでに
培ってきた技術力と経験を活かし、インドネシアの電力事業を管轄するエネルギ
ー鉱物資源省による、電力の安定供給に必要な技術要件を規定する「国家電力技
術基準」の策定を支援いたします。また、それを基に、電力供給に携わる技術者
に求められる発電・送変電・配電などの業務分野別の技能や、業務を遂行するた
めの能力レベルごとにそれぞれ体系化した「技能基準」の整備と、個々のレベル
評価のための「資格認定制度」の整備を支援いたします。
当社は、これまでも、技術力・ノウハウ・人材などの経営資源を活用した海外
コンサルティング事業を実施してまいりましたが、今後とも、電力セクターにお
ける技術支援等を通じて相手国の発展に貢献すべく、取り組んでまいります。
以 上
添付資料
・別紙:
インドネシアにおける「国家電力技術・技能基準整備調査」の概要(PDF 8.42KB)
・参考:
インドネシアの電力事情(PDF 32.9KB)
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