プレスリリース 2007年

米国における改良型沸騰水型軽水炉(ABWR)の建設・運転管理に関する技術コンサルティング契約(フェーズ2)の締結について

〜本年3月に続く、新たな契約を締結〜

                             平成19年10月12日
                             東京電力株式会社

 当社は、本日、米国の原子力発電運転管理会社「STPニュークリア・オペレー
ティング・カンパニー(以下、STPNOC社)」との間で、改良型沸騰水型軽水
炉(以下、ABWR)の建設・運転管理に関する技術コンサルティングを行う契約
(フェーズ2)を締結いたしました。

 最近、原油価格高騰への対応やエネルギーの安定供給確保、地球温暖化防止の観
点などから、世界的に原子力プラントの新増設に向けた動きが活発化しつつありま
す。
 こうした中、米国テキサス州では、大手IPP事業者のNRGエナジー社(以下、
NRG社)が、「サウステキサスプロジェクト原子力発電所」3・4号機の増設計
画を進めております。同社は、本計画が、1979年以降、米国初の新規原子力プラン
ト建設となることを目指すとともに、米国で初めて改良型沸騰水型軽水炉(ABW
R)を採用し、STPNOC社にプラントの建設と運転管理を委託しております。

 当社は、STPNOC社が米国原子力規制委員会(NRC)に、本計画の「建設・
運転一括許認可」を申請するにあたり、ABWRの建設・運転経験などの知見を有
する立場として、これまで、設計に関する技術支援などのコンサルティングを実施
してまいりました。(平成19年3月13日お知らせ済み)
 STPNOC社は、平成19年9月24日に「建設・運転一括許認可」の申請を行い
ましたが、これまでの実績を踏まえ、改めて当社に対して技術コンサルティングの
要請をいただき、本日、契約の締結に至ったものです。

 このたびの契約では、今後、計画をより具体的に進めるにあたっての、建設工程
や運転の管理、さらには運転員の育成方策などについてコンサルティングを行う予
定で、具体的な内容については、今後、STPNOC社と協議してまいります。
 概要は、別紙の通りです。

 当社は、引き続き、新たな成長・発展を目指し、海外において当社の技術力やノ
ウハウを活かしたコンサルティング事業や発電事業などを推進してまいります。

                                  以 上

添付資料
・別紙:米国における改良型沸騰水型軽水炉(ABWR)の建設・運転管理に関する 
    技術コンサルティング契約(フェーズ2)の概要(PDF 50.9KB) 


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