平成19年7月26日
東京電力株式会社
当社は、本日、塩原発電所(所在地:栃木県那須塩原市 出力:90万kW 揚
水式水力発電所※1)の緊急・暫定使用に伴う河川法第23条(流水の占用許可)
の申請を国土交通省関東地方整備局長へ提出いたしました。
塩原発電所は、データ改ざん及び手続き不備等により、平成19年5月16日付
で関東地方整備局長から河川法第23条の取消処分を受けております。このため、
現在、同条の再申請に向け、上部ダムである八汐(やしお)ダム調整池の止水
対策調査等を進めております。
こうした状況下において、平成19年7月16日に発生した新潟県中越沖地震に
より、当社の柏崎刈羽原子力発電所が全号機停止し、今夏の運転再開の見通し
がたたない状況です。仮に、猛暑となり、最大電力が6400万kW程度に達するな
ど万が一の需給逼迫に備えて、当社は電力の安定供給に万全を期すため、地元
の皆さまのご理解をいただき、塩原発電所を緊急使用できるように、河川法第
23条に基づく水利使用許可を期間限定で申請したものです。
当社はお客さまにご不便をおかけすることなく電気をお使いいただけるよう、
供給力確保に全力で努めてまいります。
改めて、このたびの地震により、立地地域の皆さまをはじめ社会の皆さまに
ご心配とご迷惑をおかけし、心からお詫び申し上げます。
以 上
・別紙:塩原発電所調整池の状況(PDF 37.2KB)
※1:揚水式水力発電所
運転開始から最大出力になるまで数分、出力調整にかかる時間は数秒と
いう優れた特徴を持っており、電力需要の急激な変動に即応できること
から、昼間の最も電力需要が高くなる時の電源として大きな役割を担う
ことができます。
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