プレスリリース 2007年

福島第一原子力発電所3号機の原子炉手動停止について

                             平成19年6月14日
                             東京電力株式会社

 当社・福島第一原子力発電所3号機(沸騰水型、定格出力78万4千キロワット)
は、定格熱出力一定運転中のところ、本日午前10時25分頃、タービン建屋1階の給
水加熱器室内で水が滴下(約2秒に1滴程度)し、床面に水たまりがあることを、
パトロール中の運転員が発見いたしました。
 ただちに現場を調査したところ、同建屋2階のタービングランドシール蒸化器 
出口配管のドレン配管取付部付近から蒸気が漏れていることを確認いたしました。
 現在も蒸気の漏えいは継続しているものの増加傾向は見られないことから、ただ
ちに運転に影響を及ぼすものではありませんが、点検および原因調査のため、今夜
よりプラントの停止操作を開始いたします。
 なお、滴下した水を分析した結果、放射能は検出されませんでした。
 これによる外部への放射能の影響はありません。

                                  以 上

*:タービングランドシール蒸化器
   主タービン軸封部(タービン車軸とケーシングの隙間)から復水器への空気
  の侵入を防ぐとともに、主タービン駆動蒸気が外部へ流出しないよう軸封部を
  気密化するための蒸気を発生させる装置。

添付資料
・系統概略図、タービングランドシール蒸化系 系統概略図(PDF 15.9KB) 


pdfデータをご覧になるにはAcrobatリーダーが必要です。 アクロバットリーダー



	

	



			
			
		

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