プレスリリース 2006年

定期検査中の福島第一原子力発電所3号機の発電開始について


                             平成18年7月10日
                             東京電力株式会社

 当社・福島第一原子力発電所3号機(沸騰水型、定格出力78万4千キロワット)
は、平成18年4月29日以来、第21回定期検査を実施してまいりましたが、平成18年
7月7日午後9時59分発電を開始いたしました。
 今後、定格出力まで発電量を増加させたのち、所管官庁の総合負荷性能検査を受
け、8月上旬頃に定期検査を終了する予定です。

今回実施した主な工事は、以下の通りです。

(定期検査中に実施した主な工事)

 1.燃料集合体の取替え
    燃料集合体548体中112体を取り替えました。
 2.圧力抑制プール内の非常用炉心冷却系ストレーナ取り替え工事
    非常用炉心冷却系ストレーナを大容量ストレーナに取り替えました。
 3.高経年化対策の長期保全計画に基づく点検
    当社は、運転開始以来30年を経過するプラントに対して、高経年化対策を
   策定し適切な保全処置を行うこととしておりますが、3号機(昭和51年3月
   運転開始)に対し、高経年化対策の長期保全計画に基づき、原子炉格納容器
   鋼板の肉厚測定などを行い、健全性を確認いたしました。

                                  以 上

* 高経年化対策の長期保全計画に基づく点検
   原子力発電所の高経年化対応について、当社は福島第一原子力発電所3号機
  が30年目を迎える段階で、安全に関わる機器等を対象として長期間の運転を想
  定した技術評価を行いました。
   この結果、高経年化に対応した適切な保全を追加的に行うことにより、プラ
  ントの健全性は確保されることを確認しました。
   技術評価で抽出された主な点検項目は以下のとおりです。
   ・熱交換器の肉厚測定等
   ・原子炉格納容器鋼板の代表部位の肉厚測定
   ・高圧蒸気タービン車軸の動翼固定部の超音波探傷検査
   なお、高経年化対策については今回の定期検査から計画的に実施し、定期的
  に再評価を行っていくこととしております。

<参考>当社原子力発電所の現況

福島第一・1号機( 46万キロワット)     運転中
     2号機( 78万4千キロワット)   運転中
     3号機( 78万4千キロワット)   7月7日から発電開始
     4号機( 78万4千キロワット)   運転中
     5号機( 78万4千キロワット)   運転中
     6号機(110万キロワット)     調整運転中
福島第二・1号機(110万キロワット)     定期検査中
     2号機(110万キロワット)     運転中
     3号機(110万キロワット)     運転中
     4号機(110万キロワット)     運転中
柏崎刈羽・1号機(110万キロワット)     運転中
     2号機(110万キロワット)     運転中
     3号機(110万キロワット)     定期検査中
     4号機(110万キロワット)     定期検査中
     5号機(110万キロワット)     運転中
     6号機(135万6千キロワット)   運転中
     7号機(135万6千キロワット)   運転中

 これにより、停止中のプラントは、3基、合計330万キロワット、運転中のプラ
ントは、14基、1400.8万キロワットとなります。

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