平成17年11月8日
東京電力株式会社
当社が約7割の土地を所有する尾瀬が、本日、ウガンダ共和国で開催中の「第9回
ラムサール条約(注1)締約国会議」(注2)において、「ラムサール条約湿地」に登録
されました。
当社は、経営の重点課題として「環境重視型社会の構築」を掲げ、さまざまな取り
組みを行っております。とりわけ、尾瀬については、わが国を代表する貴重な自然資
源として、約20kmに及ぶ木道の整備、荒廃した湿原の回復作業など、約40年にわたり、
地域の皆さまとともに保護活動に取り組んでおります。
このたび、尾瀬が国際的に重要な湿地として「ラムサール条約湿地」に登録された
ことは、これまでの当社と地域の皆さまの取り組みが、お役に立ったものと考えてお
ります。
当社は、引き続き、尾瀬の自然環境保全をはじめ、環境重視型社会の構築に貢献し
てまいります。
以 上
(注1)ラムサール条約(特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約)
昭和46年にイランのカスピ海湖畔の町ラムサールで採択された、湿地の保
護とそこに生息する動植物の保全を促し、湿地の賢明な利用(Wise Use)を
進めることを目的とする条約。当初は水鳥に注目した条約であったが、湿地
の重要性に対する認識の高まりとともに、平成11年の第7回会議において、
広く生態系の保全に重要な湿地に対象を拡大し、平成17年までに登録数を倍
増する目標をたてている。条約締約国は146か国(平成17年9月現在)で、日
本は昭和55年に加入している。
(注2)第9回ラムサール条約締約国会議
(1) 期 日:平成17年11月8日(火)〜15日(火)
(2) 場 所:ウガンダの首都カンパラ郊外ムニョニョ(MUNYONYO)
(3) 参加者:締約国146カ国および国際機関、NGO等
添付資料
・別紙:当社の尾瀬における自然保護活動について(PDF 126KB) |