プレスリリース 2005年

定期検査中の福島第一原子力発電所1号機の発電開始および今後の点検停止について

                             平成17年7月13日
                             東京電力株式会社

 当社・福島第一原子力発電所1号機(沸騰水型、定格出力46万キロワット)は、
平成14年11月20日以来、第23回定期検査を実施してまいりましたが、平成17年7
月13日午後2時20分発電を開始いたしました。

 今回の起動に際しては、プラントを長期間停止していたことから、出力を約75%
まで慎重に増加させながら、各種運転データの測定・評価を行うとともに、プラン
トの各種機器の点検を実施するため、7月15日に原子炉を一旦停止する予定です。
 その後、再度発電を開始し、定格出力まで発電量を増加させたのち、所管官庁の
総合負荷性能検査を受け、8月中旬頃に定期検査を終了する予定です。

今回実施した主な工事は、以下の通りです。

(定期検査中に実施した主な工事)

1.燃料集合体の取替え
   燃料集合体400体中68体を取り替えました。
2.出力領域計装検出器の取替え
   出力領域計装検出器22本全数を取り替えました。
3.主蒸気安全弁・主蒸気逃がし安全弁取替工事
   主蒸気安全弁3台および主蒸気逃がし安全弁4台について、作業効率向上の
  ため全台を同一設計の予備品と取り替えました。
4.制御棒駆動水圧系配管の取替えおよび点検
   制御棒駆動水圧系配管のうち、原子炉格納容器貫通部の配管(予備を含む196
  本)および格納容器内側の配管全数を、予防保全として耐食性に優れた配管に
  取り替えました。
   また、その他の制御棒駆動水圧系配管については、健全性を確認するため、
  配管の付着塩分量測定、目視点検を実施しました。
 
5.主タービン高圧ロータ取替工事
   タービンの振動の低減を図る観点から、ロータ(車軸)の軸封部を一体型に
  したロータに取り替えました。

                                  以 上


<参考>当社原子力発電所の現況

福島第一・1号機( 46万キロワット)      7月13日から発電開始
     2号機( 78万4,000キロワット)   調整運転中
     3号機( 78万4,000キロワット)   運転中
     4号機( 78万4,000キロワット)   定期検査中
     5号機( 78万4,000キロワット)   調整運転中
     6号機(110万キロワット)      運転中
福島第二・1号機(110万キロワット)      運転中
     2号機(110万キロワット)      運転中
     3号機(110万キロワット)      定期検査中
     4号機(110万キロワット)      定期検査中
柏崎刈羽・1号機(110万キロワット)      定期検査中
     2号機(110万キロワット)      運転中
     3号機(110万キロワット)      運転中
     4号機(110万キロワット)      運転中
     5号機(110万キロワット)      定期検査中
     6号機(135万6,000キロワット)   運転中
     7号機(135万6,000キロワット)   調整運転中

 これにより、停止中のプラントは、5基、合計518.4万キロワット、運転中のプ
ラントは、12基、1,212.4万キロワットとなります。

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