プレスリリース 2004年

定期検査中の柏崎刈羽原子力発電所5号機の発電開始について

                             平成16年4月30日
                             東京電力株式会社

 当社・柏崎刈羽原子力発電所5号機(沸騰水型、定格出力110万キロワット)は、
平成15年3月1日以来、第10回定期検査を実施してまいりましたが、平成16年4月
30日午後7時59分発電を開始いたしました。
 今後、定格出力まで発電量を増加させたのち、所管官庁の総合負荷性能検査を受
け、定期検査を終了する予定です。

今回実施した主な工事は、以下の通りです。

(定期検査中に実施した主な工事)

1.燃料集合体の取替え
   燃料集合体764体中160体を取り替えました。
2.出力領域計装検出器の取替え
   出力領域計装検出器43本中7本を取り替えました。
3.主蒸気逃がし安全弁取替工事
   主蒸気逃がし安全弁15台全数について、同一設計の予備品と取り替えました。
4.その他
  ・シュラウドの健全性を確認するため、目視可能な溶接線について点検を実施
   した結果、中間胴溶接線(H4)内側近傍1カ所、上部中間胴縦溶接線(V
   14)内側近傍1カ所にひびを確認し、当該部の補修を実施いたしました。
  ・原子炉再循環系配管の健全性を確認するため、配管溶接部の超音波探傷検査
   を実施した結果、配管の継手9個にひびを確認し、当該部の配管取替工事を
   実施いたしました。また、原子炉圧力容器と原子炉再循環系配管接続部の溶
   接部について超音波探傷検査を実施した結果、ひびは確認されませんでした。
  ・制御棒駆動系配管の付着塩分量測定、目視検査を実施し、健全性に問題のな
   いことを確認いたしました。
  ・ジェットポンプの目視点検を実施し、健全性に問題のないことを確認いたし
   ました。

                                  以 上
 
<参考>当社原子力発電所の現況

福島第一・1号機(46万キロワット)           定期検査中
          2号機(78万4千キロワット)      調整運転中
          3号機(78万4千キロワット)      運転中
          4号機(78万4千キロワット)      調整運転中
          5号機(78万4千キロワット)      運転中
          6号機(110万キロワット)          定期検査中
福島第二・1号機(110万キロワット)          運転中
          2号機(110万キロワット)          定期検査中
          3号機(110万キロワット)          運転中
         4号機(110万キロワット)          定期検査中
柏崎刈羽・1号機(110万キロワット)          調整運転中
          2号機(110万キロワット)          定期検査中
          3号機(110万キロワット)          調整運転中
          4号機(110万キロワット)          運転中
          5号機(110万キロワット)          4月30日より発電開始
          6号機(135万6千キロワット)    運転中
          7号機(135万6千キロワット)    運転中

 これにより、停止中のプラントは、5基、合計486万キロワット、運転中のプラ
ントは、12基、合計1244.8万キロワットとなります。

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