プレスリリース 2001年

定期検査中の福島第二原子力発電所3号機の発電開始について



                                              平成13年12月18日
                                              東京電力株式会社

 当社・福島第二原子力発電所3号機(沸騰水型、定格出力110万キロ
ワット)は、平成13年4月29日以来、第11回定期検査を実施してまいりま
したが、12月17日午後5時発電を開始いたしました。
 今後、定格出力まで発電量を増加させたのち、所管官庁の総合負荷性能
検査を受け、1月中旬頃に定期検査を終了する予定です。

 今回実施した主な工事は以下のとおりです。

(定期検査中に実施した主な工事)

1.燃料集合体の取替え
   燃料集合体764体中184体(9×9燃料)を取り替えました。
2.出力領域計装検出器の取替え
     出力領域計装検出器43本中8本を取り替えました。
3.アクシデントマネジメント対策工事
   アクシデントマネジメント(注1)対策として、原子炉減圧の自動化、
  耐圧強化ベント設備の追加等の工事を実施しました。
4.シュラウド修理工事
   タイロッド工法(注2)による補修を行いました。

                                                          以 上

(注1)アクシデントマネジメントとは、原子炉施設の安全性に関し、その安全
        性をより一層高めるために努力を重ねることが大切であるとの観点から、
        原子炉の設計における多重防護の配慮に加えて、現実には起こるとは考
        えられない炉心損傷に至る事故(シビアアクシデント)に対しても、そ
        の発生の防止、影響を緩和するための措置を講じておくというもので、
        原子炉設置者である電力会社が自主的に行うこととしています。
(注2)タイロッド工法とは、シュラウド全体を固定するため、原子炉圧力容器と
        シュラウドの間に長尺の支柱を90度間隔で4箇所に取り付けて補修す
        る方法です。

<参考>当社原子力発電所の現況

福島第一・1号機( 46万キロワット)         運転中
      2号機( 78万4,000キロワット)    定期検査中
       3号機( 78万4,000キロワット)      運転中
       4号機( 78万4,000キロワット)      運転中
         5号機( 78万4,000キロワット)      調整運転中
         6号機(110万キロワット)           運転中
福島第二・1号機(110万キロワット)           運転中
       2号機(110万キロワット)           運転中
        3号機(110万キロワット)           12月17日から発電開始
         4号機(110万キロワット)           運転中
柏崎刈羽・1号機(110万キロワット)           運転中
      2号機(110万キロワット)           運転中
       3号機(110万キロワット)           運転中
       4号機(110万キロワット)           運転中
       5号機(110万キロワット)           運転中
      6号機(135万6,000キロワット)      調整運転中
       7号機(135万6,000キロワット)      運転中






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