平成12年11月6日
東京電力株式会社
当社・福島第二原子力発電所4号機(沸騰水型、定格出力110万キロワッ
ト)は、平成12年8月17日以来、第10回定期検査を実施してまいりました
が、11月4日午後7時3分発電を開始いたしました。
今後、定格出力まで発電量を増加させたのち、所管官庁の総合負荷性能
検査を受け、11月下旬頃に定期検査を終了する予定です。
今回実施した主な工事は以下のとおりです。
(定期検査中に実施した主な工事)
1.燃料集合体の取替え
燃料集合体764体中176体を取り替えました。なお、取替燃料のうち
108体については、燃料の効率的な使用および使用済燃料の発生量の
低減を目的とした9×9燃料を装荷しました。
2.出力領域計装検出器の取替え
出力領域計装検出器43本中6本を取り替えました。
3.アクシデントマネジメント対策工事
アクシデントマネジメント(注)対策として、原子炉減圧の自動化
耐圧強化ベント設備の追加等の工事を実施しました。
以 上
(注)アクシデントマネジメントとは、原子炉施設の安全性に関し、その安全性をより
一層高めるために努力を重ねることが大切であるとの観点から、原子炉の設計における
多重防護の配慮に加えて、現実には起こるとは考えられない炉心損傷に至る事故(シビ
アアクシデント)に対しても、その発生の防止、影響を緩和するための措置を講じてお
くというもので、原子炉設置者である電力会社が自主的に行うこととしています。
<参考>当社原子力発電所の現況
福島第一・1号機(46万キロワット) 運転中
2号機(78万4,000キロワット) 運転中
3号機(78万4,000キロワット) 運転中
4号機(78万4,000キロワット) 運転中
5号機(78万4,000キロワット) 運転中
6号機(110万キロワット) 運転中
福島第二・1号機(110万キロワット) 運転中
2号機(110万キロワット) 運転中
3号機(110万キロワット) 運転中
4号機(110万キロワット) 11月4日より発電開始
柏崎刈羽・1号機(110万キロワット) 運転中
2号機(110万キロワット) 運転中
3号機(110万キロワット) 運転中
4号機(110万キロワット) 運転中
5号機(110万キロワット) 定期検査中
6号機(135万6,000キロワット) 運転中
7号機(135万6,000キロワット) 運転中
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