平成12年10月26日
                                                              東京電力株式会社

　当社は、本日、東京電力グループである南明興産株式会社と共同で、介護の必要なご
高齢者を対象とした有料老人ホーム事業会社「東電ライフサポート株式会社」を設立し、
その第１号ホームとして平成14年３月の開業をめざし、練馬区平和台に敷地面積2,790
平方メートル、入居者数85人規模の施設を建設することといたしました。

　東京電力グループでは、東京リビングサービス株式会社が本年４月の介護保険制度の
施行を契機に、在宅介護サービス事業を本格的に展開しておりますが、ご家庭での長期
にわたる介護には限界があることから、施設介護に対する需要も今後ますます増加する
ことが予想されております。特に都心部においては、公的施設である特別養護老人ホー
ムが不足しており、民間企業による介護型有料老人ホームの進出が強く求められており
ます。
　こうしたなか、当社は電気事業を通じて培った地域社会からの信頼を基盤に、未利用
土地や社会貢献意欲の高い人材を有効活用することによって、本事業に進出することと
いたしました。

　「東電ライフサポート株式会社」の主な事業内容は、痴呆性を含めた要介護高齢者に
住まいを提供し、終生にわたり日常生活の介助と心身の看護、介護を行います。さらに、
東京電力グループが提供するサービスとして、ご本人はもちろんご家族にも喜んでいた
だけるような「あたたかな住まい」をリーズナブルな価格で提供するとともに、医療面
については近隣の医療機関と連携するなど、安心・安全・快適を重視した事業運営をめ
ざしてまいります。
  第１号ホームは「オール電化システム」を採用し、以下を実施していく予定です。
　・入居に必要な費用は、入居一時金として1,800万円程度、毎月の管理費として23万
　　円程度を基本プランに、多様なお支払いメニューをご用意いたします。
　・居室はプライバシー尊重の観点から全室個室とし、何よりも質の高い介護サービス
　　の提供に心がけ、入居者の方々の個性にあったきめの細かい介護に努めます。
　・入居後１ヶ月未満でのご退去に対するクーリングオフ的制度や社外オンブズマン制
　　度など、第三者からの視点も採り入れ、従来の有料老人ホームにはない開かれたホ
　　ームを築いてまいります。
　なお、今後は公的施設の不足が顕著である東京・神奈川・千葉・埼玉の一都三県を中
心に、都市型の介護型有料老人ホームを複数設置していく方針です。

　東京電力グループでは、今後とも社会への貢献を実現するとともに、自らの経営資源
を有効に活用し、新たな成長・発展につながる事業のひとつとして介護サービス事業に
積極的に取り組んでまいります。

                                                                        以　上


                                                                    ＜参　考＞

                     「東電ライフサポート株式会社」の概要

１．会社名    　　　　東電ライフサポート株式会社

２．本社所在地　　  　東京都港区芝浦3-14-19

３．設立日    　　　　平成12年10月26日　

４．事業概要    　　  有料老人ホームの企画・運営・管理

５．資本金    　　　　４億9,000万円

６．出資構成          東京電力株式会社（95％）
　　　　　　　　　　　　住所：東京都千代田区内幸町1-1-3　電話：03-3501-8111
　　　　　　　　　　　　取締役社長：南 　直哉

　　　　　　　　　    南明興産株式会社（５％）
　　　　　　　　　　　　住所：東京都港区芝浦3-14-19　電話：03-3452-6731
　　　　　　　　　　　　取締役社長：原　文二

７．役員・社員 　　 　代表取締役社長（非常勤） 原　文二  （南明興産株式会社）
　　 （15名） 　　　　取締役副社長（非常勤） 　及川　孝一（東京電力株式会社）
　　　　　　　　　　　常務取締役　　 　　　　  石橋　早苗（東京電力株式会社）
　　　　　　　　　　　取締役（非常勤） 　　　　櫻井　理  （東京電力株式会社）
　　　　　　　　　　　監査役（非常勤） 　　　  三浦　允于（南明興産株式会社）
　                 　 社員　10名
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 以　上