プレスリリース 2000年

定期検査中の福島第二原子力発電所3号機の発電開始について



                                                  平成12年3月6日
                                                  東京電力株式会社

 当社・福島第二原子力発電所3号機(沸騰水型、定格出力 110万キロワ
ット)は、平成11年12月12日以来、第10回定期検査を実施してまいりまし
たが、3月4日午後1時発電を開始いたしました。
 今後、定格出力まで発電量を増加させたのち、所管官庁の総合負荷性能
検査を受け、3月下旬頃に定期検査を終了する予定です。

 今回実施した主な工事は以下の通りです。

(定期検査中に実施した主な工事)
1.燃料集合体の取替え
   燃料集合体764体中180体を取り替えました。なお、取替燃料のうち
   140体については、9×9燃料を装荷しました。
2.出力領域計装検出器の取替え
    出力領域計装検出器43本中7本を取り替えました。
3.アクシデントマネジメント対策工事
      当社は、アクシデントマネジメント(注)の整備案をとりまとめて
  いますが、アクシデントマネジメント対策の一環として、今回は電源
  供給能力を向上させるため、隣接プラントから融通できるよう電源ケ
  ーブルおよび遮断機を3号機側に設置しました。

                                                           
(注)アクシデントマネジメントとは、原子炉施設の安全性に関し、その
  安全性をより一層高めるために努力を重ねることが大切であるとの観
  点から、原子炉の設計における多重防護の配慮に加えて、現実には起
  こるとは考えられない炉心損傷に至る事故(シビアアクシデント)に
  対しても、その発生の防止、影響を緩和するための措置を講じておく
  というもので、原子炉設置者である電力会社が自主的に行うこととし
  ています。

                                                           以 上
                                                        

<参考>当社原子力発電所の現況

福島第一・1号機(46万キロワット)           運転中
          2号機(78万4,000キロワット)      運転中
          3号機(78万4,000キロワット)      運転中
          4号機(78万4,000キロワット)      運転中
          5号機(78万4,000キロワット)      定期検査中
          6号機(110万キロワット)          運転中
福島第二・1号機(110万キロワット)          運転中
          2号機(110万キロワット)          運転中
          3号機(110万キロワット)          3月4日から
                       発電開始
          4号機(110万キロワット)          運転中
柏崎刈羽・1号機(110万キロワット)          定期検査中
          2号機(110万キロワット)          運転中
          3号機(110万キロワット)          調整運転中
          4号機(110万キロワット)          運転中
          5号機(110万キロワット)          運転中
          6号機(135万6,000キロワット)     運転中
          7号機(135万6,000キロワット)     運転中



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