12月20日付日経新聞朝刊42面「1・2号機 冷却状況誤認」について
平成23年12月20日
東京電力株式会社
本日(12月20日)、日経新聞朝刊42面に「1・2号機 冷却状況誤認」との記事が出ておりますが、事実関係は以下のとおりです。
【記事内容】
○福島第一原子力発電所2号機の非常用冷却装置が実際はしばらく動いていたのに東京電力が「動作していない」と誤認していたことが19日分かった。
【解説】
○2号機において、3月11日午後4時36分に原子炉水位が確認できず、注水状況が不明となったことを確認していますが、当該記事のように、原子炉隔離時冷却系の動作状況を誤認したわけではありません。
【記事内容】
○一方、1号機の別タイプの冷却装置「非常用復水器」は「動いていると認識していた」(小森常務)。現場も本店も全電源喪失時に自動停止する仕組みを知らなかった。
【解説】
○非常用復水器が全電源喪失時に自動停止する仕組みの認識に関しては、調査を継続しているところです。
【記事内容】
○1、2号機のベント作業は同時にできない構造という。
【解説】
○1、2号機のベントの設備については、各号機毎に設置されており、同時にベントができない構造ではありません。
【記事内容】
○ところが12日午前2時55分、2号機の非常用冷却装置が動いているのを作業員が確認したため、原子炉内部の圧力が高まっていた1号機優先に方針転換。
【解説】
○当初から、1号機、2号機とも並行してベントをする準備を行っていました。
以 上