10月23日付朝日新聞1面「原発の電源連結見送り 東電、5年前に検討」について
平成23年10月23日
東京電力株式会社
福島第一原子力発電所における電源強化に向けては、これまで、非常用DGのプラント毎の専有化、隣接プラントからの電源融通のための連係等、鋭意実施してきました。
また、これらに加え、高経年化対策(劣化更新)、耐震対策など18年11月頃より実施方針を立案し、工事の実現性や合理的な実施時期等を検討し、順次工事を実施してきたところです。
記事にある1~4号機と5/6号機をタイラインで連結する外部電源強化策については、所内電源設備の更新計画を立てる中で、ひとつの発想として考えたことはあったようだが、具体的に書類等にまとめたものはなく、あくまでもアイデアレベルのものであり、会社として意思決定した事実はございません。
なお、仮に、1~4号機と5/6号機をタイラインで連結し、このたびの地震を受け外部電源が活きていたとしても、電源盤や機器(モータ等)が水没したことから、事故の拡大等を防ぐことは困難であったと考えております。
以 上