当社原子力発電所運転再開に関する一部の新聞報道について
「東京電力 原発6基 6月再開方針」(H15.2.10夕刊)並びに、「東電の原発再開方針」(H15.2.11朝刊)の記事につきましては、内容に関し事実と異なる部分が見られますが、事実関係は以下の通りです。
○「6基を6月再開について月内にも県と交渉する方針を固めた」(10日夕刊)という事実はありません。
当社は、「6基」、「6月」、「月内」といった具体的なことを表明したことはありません。また、県とは交渉ということではなく、ご説明して納得して頂くことだと考えています。
現在、当社は、安全・安心の確保がすべてに優先するとして、必要な点検を全力をあげて行っているところです。運転再開については、各プラントの点検をきちんと行い、必要な対策を検討し、厳正な安全評価をもとに、地元の皆さまへご納得いただけるよう、丁寧にきちんとご説明することが第一と考えています。
いずれにしましても、現時点において、運転再開の時期について言及できる段階ではないと考えています。
○「東電がまず再開させたいのは福島第一原発2、3、4、5号機、柏崎刈羽原発(新潟県)6、7号機の6基」(10日夕刊)という事実はありません。
当社は、できるだけ早く、できるだけ多く運転を再開したいと考えておりますが、具体的な運転再開の号機を決めたという事実はありません。
付け加えさせていただきますと、福島第一原子力発電所2号機は現在運転中であり、定期検査に入るのは3月の後半となる予定です。
また、2月11日から定期検査に入った福島第一原子力発電所5号機は、定期検査工程が終了するのは7月となる見込みであり、6月に運転再開するということは現実に考えられません。
以上