12月7日午後5時18分頃発生した地震における当社設備への影響について(続報)
平成24年12月7日
東京電力株式会社
○12月7日午後5時18分頃、三陸沖を震源とする地震(M7.3)が発生した件について、当社福島第一、第二原子力発電所の状況の続報をお知らせいたします。
○福島第一原子力発電所については、パトロールを終了し、主な設備、施設に異常が無いことを確認いたしました。(一部、5、6号機の海側設備等については、明日パトロールを実施いたします。)
○福島第二原子力発電所については、パトロールを終了し、主な設備、施設に異常が無いことを確認いたしました。
1号機において、原子炉建屋内を外気に対して負圧に維持しておりましたが、正圧になったため、運転員の判断により非常用ガス処理系(*)を起動させました。
非常用ガス処理系の起動直後に、0.05キロパスカル程度まで上昇したことを確認しました。
現在、原子炉建屋内と外気との差圧は、安定して負圧を維持しております。
今後、原子炉建屋内と外気との差圧が正圧となった原因について調査します。
なお、発電所の敷地境界に設置しているモニタリングポストにおける指示値は、本地震の前後において通常の変動範囲であり、現時点において本地震による外部への放射能の影響は確認されておりません。
当該号機は冷温停止中であり、法令上、規定上の問題はありません。
(*)非常用ガス処理系 原子炉建屋内の空気を高性能のフィルターで浄化して排気筒より放出する系統で、(A)、(B)の2系列ある。
以 上