福島第一原子力発電所1~3号機における原子炉注水量の低下について(続報22)
平成24年9月13日
東京電力株式会社
福島第一原子力発電所1~3号機については、常用原子炉注水系にて原子炉への注水を継続しているところですが、8月30日午後3時、定時のデータ確認において、1~3号機への原子炉注水量の低下が確認されました。
9月7日に流量調整を実施した以降、流量は安定していること、本日(9月13日)午前中に、バッファータンクの水を冷やしている空冷チラーのストレーナを確認した結果、流量低下につながるような異物が確認されなかったことなどから、本日午後4時、運転上の制限を満足する状態に復帰したと判断しました。
○注水量の状況は以下のとおりです。
(9月13日午後4時時点)
・1号機:4.8m3/h(必要注水量3.8m3/h)
・2号機:6.7m3/h(必要注水量5.4m3/h)
・3号機:6.8m3/h(必要注水量5.4m3/h)
○午後4時における各号機の原子炉圧力容器下部の温度は以下の通りで、有意な変化は見られておりません。また、他のプラントパラメータにも有意な変動は確認されておりません。
(9月13日午後4時時点)
・1号機:35.7℃
・2号機:48.7℃
・3号機:51.3℃
今後も引き続き、冷温停止状態の維持、プラントの安全確保に万全を期してまいります。
以 上