福島第一原子力発電所1~3号機における原子炉注水量の低下について(続報16)
平成24年9月9日
東京電力株式会社
福島第一原子力発電所1~3号機については、常用原子炉注水系にて原子炉への注水を継続しているところですが、8月30日午後3時、定時のデータ確認において、1~3号機への原子炉注水量の低下が確認されました。
その後、複数回にわたり注水量の調整を行ってまいりましたが、前回のお知らせ以降、流量に大きな低下が見られていないため、注水量の調整は行っておりません。
○注水量の状況は以下のとおりです。
(9月9日午前10時時点)
・1号機:4.9m3/h(必要注水量3.8m3/h)
・2号機:7.0m3/h(必要注水量5.4m3/h)
・3号機:7.0m3/h(必要注水量5.4m3/h)
○午前10時における各号機の原子炉圧力容器下部の温度は以下の通りで、有意な変化は見られておりません。また、他のプラントパラメータにも有意な変動は確認されておりません。
(9月9日午前10時時点)
・1号機:35.7℃
・2号機:48.8℃
・3号機:52.3℃
○また、本日(9月9日)午前9時00分より、水中ポンプを用いたバッファータンク内の浮遊物等の浄化作業を再開いたしました。
○引き続き、原子炉注水量を監視し、必要に応じて注水量の調整を行ってまいります。
○注水量が低下する原因については、引き続き調査を行ってまいります。
現時点でモニタリングポストの値に有意な変動は確認されておりません。
今後も引き続き、冷温停止状態の維持、プラントの安全確保に万全を期してまいります。
以上