福島第一原子力発電所1~3号機における原子炉注水量の低下について(続報11)
平成24年9月5日
東京電力株式会社
福島第一原子力発電所1~3号機については、常用原子炉注水系にて原子炉への注水を継続しているところですが、8月30日午後3時、定時のデータ確認において、1~3号機への原子炉注水量の低下が確認されました。
その後、複数回にわたり注水量の調整を行ってまいりましたが、前回のお知らせ以降、計1回の注水量の調整を行っております。
○注水量変更の実績は以下のとおりです。
(9月5日午前10時30分)
・2号機:6.2m3/hから7.0m3/hに調整(必要注水量5.4m3/h)
・3号機:6.3m3/hから7.0m3/hに調整(必要注水量5.4m3/h)
1号機については、注水量を変更しておりません。〔5.0m3/h(必要注水量3.8m3/h)で注水を継続〕
○午前11時における各号機の原子炉圧力容器下部の温度は以下の通りで、有意な変化は見られておりません。また、他のプラントパラメータにも有意な変動は確認されておりません。
(9月5日午前11時時点)
・1号機:36.0℃
・2号機:50.6℃
・3号機:53.8℃
○注水量が低下する原因については、引き続き調査を行ってまいります。
現時点でモニタリングポストの値に有意な変動は確認されておりません。
今後も引き続き、冷温停止状態の維持、プラントの安全確保に万全を期してまいります。
以 上