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平成23年 社長年頭あいさつ(要旨)

平成23年1月4日
東京電力株式会社

 昨年は、地球規模での環境問題が国内外においてクローズアップされた年であった。また、新興国の著しい経済成長や、それを支えるエネルギーインフラ整備に向けた動きが、私たちの想像をはるかに超えるスピードで進展した。当社は、こうした事業環境の変化を受け止め、昨年9月に、経営の将来の大きな方向性を『2020ビジョン』として示した。
 新たなビジョンは、社会の皆さまとの信頼関係を基本に据え、電源の低炭素化や電化の一層の推進、成長事業の積極展開などを通じ、新たな社会・環境貢献と企業収益の両立を図り、グループの持続的成長を目指すもの。新ビジョン元年にあたる平成23年は、引き続き、柏崎刈羽原子力発電所の全号機復旧に着実に取り組みつつ、ビジョンで掲げた目標の達成に向けた取り組みを、スピード感を持って実行していく年、すなわち「足固めと成長へのステップの年」として、より前向きな年にしたい
 こうしたことを踏まえ、2点申し上げたい。

 1点目は、「もっと外の風にあたる、積極的に外へ出てほしい」ということ。
 『2020ビジョン』では「攻め」の経営を打ち出したが、攻めに転じるためには、もっと外へ、すなわち「外の動きや変化を敏感に察知すること」、「現場にもっと出ること」、また「お客さまともっと接点を持つこと」が大事。
 変化を敏感に察知し、前向きに対応するために、アンテナを高くし、世界の動きや変化に関心を持つとともに、社外に様々なネットワークを広げてほしい。また、さらなる工夫・努力で現場に行く時間を作り出してほしい。さらに、お客さまとの接点を大切にし、お客さまの当社に対する期待やニーズをしっかりと把握してほしい。外の動きや変化を把握しつつ、現場やお客さまのもとに積極的に出向き、課題・問題点やお客さまのニーズを把握し、一人ひとりが知恵を出してソリューションにつなげる。まさに「感じ」、「考え」、「実践」してほしい。

 2点目は、「社員一人ひとりが『もっと先へ』前進する気持ちを持ってほしい」ということ。
 グループの一人ひとりが、「今のまま、このまま」で満足せず、『もっと先へ』前進する気持ちで行動することが何よりも重要。世の中の変化に対応し、事業の成長・発展につなげるとともに、お客さまや社会の期待にしっかり応えるためには、「いつもの」仕事を着実にやり遂げるとともに、そのやり方を変えていくことも必要。できない理由を考えるのではなく、どうしたら『もっと先へ』進めるのか、一人ひとりが創意工夫をし、実践してほしい。

 今年は当社創立60周年という節目の年でもある。
 『2020ビジョン』をしっかり見据え、理想と情熱を持って、その実現に向けたスタートを切ってほしい。

以 上


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