発電設備における労働安全衛生法に基づく定期自主検査記録の点検結果について
平成20年1月31日
東京電力株式会社
当社は、昨年3月に「当社発電設備に係る点検結果に関する報告書※1」を公表いたしましたが、その中に労働安全衛生法に基づく定期自主検査※2に関する事案が2件含まれていたため、昨年4月に東京労働局長から、発電設備における労働安全衛生法に基づく定期自主検査に関する業務体制の総点検、定期自主検査の記録点検および再発防止対策の報告についての指示を受けておりました。
本日、東京労働局長へこの指示に基づく報告を終えましたので、お知らせいたします。
定期自主検査の記録点検の結果、対象となる設備※3の年次検査2,279台において検査未実施43台、検査項目不足等175台、また、月次検査1,738台において検査未実施35台、検査項目不足等52台の事案を確認しました。
上記事案については、新たに自主点検等を実施することにより、設備の安全性を確認しております。
これらの検査未実施等の原因は、定期自主検査に関するルールやチェック体制が一部不十分であったことと考えております。
これらの原因を踏まえ、再発防止対策として、検査の実施・管理やチェック体制等に関するマニュアルの整備および社内監査の充実等を図っております。
当社は、今後、再発防止対策を確実に取り組み、定期自主検査を適切に実施してまいります。
以 上
- ※1.当社発電設備に係る点検結果に関する報告書
「当社水力発電設備、火力発電設備、原子力発電設備に対するデータ改ざん、必要な手続き不備その他同様な問題に関する点検結果についての報告」(平成19年3月30日)(PDF:659KB) - ※2.定期自主検査
労働安全衛生法第45条に定められた検査。同法施行令に定められた設備について、年次検査および月次検査またはそのいずれかを行うもの。 - ※3.対象となる設備
当社発電設備におけるクレーン、ボイラー等