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平成20年度 不適合管理委員会報告情報(平成20年5月14日分) |
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◆ 不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)を言います。法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障など、広い範囲の不具合事象が対象になります。 |
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平成20年5月14日(水)に不適合管理委員会で審査された不適合事象は、下記のとおりです。 |
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その他 : 6 件 |
No. |
号機等 |
不適合件名 |
グレード |
備 考 |
1 |
1号機 |
取水設備スクリーン装置点検時、レーキ付きバースクリーン(B)、トラベリングスクリーン(B)の頭軸シャフトスリーブ間隙寸法に判定値外れ及び尾軸シャフトスリーブに摩耗が確認された。又、同スクリーン駆動チェーンホイール用キ-溝とキーの間隙寸法に判定値外れが認められたため、当該軸並びにスリーブを補修、ホイールキーを交換。 |
D |
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2 |
1号機 |
設備監視時、原子炉冷却材浄化系(CUW)非再生熱交換器室の「CUW区域差温度高」警報が発生したことから、同非再生熱交換器室排気ボリュームダンパーを点検及び調整。 |
D |
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3 |
2号機 |
原子炉建屋6階大物搬入口ジブクレーン(5ton)年次点検によるワイヤロープ仕様(ワイヤーのより数と束の数)において、クレーン設置届の記載内容に誤りが認められたため、当該クレーン設置届を訂正、再提出。なお、当該ワイヤロープの強度計算を実施し、安全上問題ないことを確認済み。 |
C |
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4 |
2号機 |
タービン補機冷却系熱交換器(C)電解鉄イオン注入配管のベント弁において、当該ベント弁に詰まりが推定されるため、当該ベント弁を点検及びベント配管を清掃。 |
D |
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5 |
2号機 |
設備監視時、原子炉補機冷却系第2中間ループ熱交換器出口温度調節器の温度設定値と実温度に温度差(2~3℃程度)が認められたため、調査及び対応検討。 |
D |
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6 |
4号機 |
所内用圧縮空気系空気圧縮機(A)用電動機点検時、回転子軸の負荷側軸端部及び負荷側軸受嵌め合い部外径寸法に判定値外れが確認された。又、回転子軸の負荷側軸受嵌め合い部に変形及び反負荷側軸受ケース内に打痕が認められたため、当該回転子軸を補修。 |
D |
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公表区分 |
事象の概要 |
主な具体例 |
区分1 |
法律に基づく報告事象等の重要な
事象 |
・ 計画外の原子炉の停止
・ 発電所外への放射性物質の漏えい
・ 非常用炉心冷却系の作動
・ 火災の発生 など |
区分2 |
運転保守管理上、重要な事象 |
・ 以下のうち、法律に基づく報告事象に該当しない軽度な場合
・ 安全上重要な機器等の機能に支障を及ぼすおそれのある故障
・ 管理区域内の放射性物質の漏えいが継続している場合 など
・ 原子炉への異物の混入 など |
区分3 |
運転保守管理情報の内、信頼性を
確保する観点から速やかに詳細を
公表する事象 |
・ 計画外の原子炉または発電機出力の軽度な変化
・ 原子炉の安全、運転に影響しない機器の故障
・ 原子力発電設備に係わる機器に影響を及ぼす水の漏えい
・ 圧力抑制室等への異物の混入
・ 原子力発電設備に係る業務における人の障害 など |
その他 |
上記以外の不適合事象 |
・ 日常小修理 など |
【原子力発電所における不適合事象の是正管理】
原子力発電所では、設備の健全性を維持し、安全運転を継続するため、発電所設備の定期検査や運転中の巡視点検、定例試験、点検・修理等を行っております。その中で、「不適合」が発見された場合には、「不適合管理マニュアル」に基づき、必要な是正措置を講じることとしております。
* 「不適合の定義」(JEAG4101-2000より)
本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)
○ 不適合管理グレード分け(不適合管理委員会にて決定)
管理グレード |
主な具体例 |
As |
・法令、安全協定に基づく報告事象
・プラントの性能、安全性に重大な影響を与える事象
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A |
・国、地方自治体等へ大きな影響を与える事象
・定期検査工程へ大きな影響を与える事象 |
B |
・国の検査等で指摘を受けた事象
・運転監視の強化が必要な事象
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C |
・品質保証の要求事項に対する軽微な事象 |
D |
・通常のメンテナンス範囲内の事象 |
対象外 |
・消耗品の交換等の事象 |
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(お問い合わせ)
福島第二原子力発電所・広報部・企画広報グループ
電 話 0240-25-1353 |
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