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平成19年度 不適合管理委員会報告情報(平成20年3月7日分) |
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◆ 不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)を言います。法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障など、広い範囲の不具合事象が対象になります。 |
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平成20年3月7日(金)に不適合管理委員会で審査された不適合事象は、下記のとおりです。 |
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区分 2 : 1 件 |
No. |
号機等 |
不適合件名 |
グレード |
備 考 |
1 |
4号機 |
当所4号機(沸騰水型、定格出力110万キロワット)については、平成20年2月3日より第15回定期検査を実施しているが、本日午前9時40分に「主蒸気管放射能高高トリップ」の警報が発生した。 運転中に主蒸気管の放射線レベルを監視するモニタの点検作業後に、点検に伴う警報の発生を防止するために接続していた配線を当社社員が誤ってはずしたため、警報が発生したものと推定しているが、今後、原因について詳細に調査する。 発生した警報は、誤ってはずした配線を再び接続したことで解除した。 本事象は警報のみ発生したもので、安全上の問題はない。
なお、当該号機は定期検査中で、原子炉内の燃料は全て取り出されており、主蒸気管内に蒸気は流れておらず、当該モニタによる監視が必要のない状態であった。
これによる外部への放射能の影響はない。 |
As |
・3月7日公表済 (PDF144KB) |
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その他 : 16 件 |
No. |
号機等 |
不適合件名 |
グレード |
備 考 |
1 |
1号機 |
プロセス計算機によるタービン熱バランスデータ確認時、同計算機内データ算出用設定係数に間違いが判明したため、対応検討。なお、プラント運転上の問題はない。 |
D |
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2 |
1号機 |
設備パトロール時、気体廃棄物処理系排ガスドレンポンプ吐出圧力計指示値にダウンスケールが確認されたことから、調査したところ、同ポンプ吐出弁バイパス弁にシートリークが考えられるため、当該弁を増締め。 |
D |
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3 |
1号機 |
タービン建屋化学廃液サンプポンプ流量調整時、同サンプ出口流量計算機表示画面に指示値不良(変動)が確認されたことから、当該流量発信器に不具合が考えられるため、流量発信器を点検。 |
D |
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4 |
2号機 |
原子炉建屋付属棟換気空調系廃棄物処理エリア給気ファン(B)用電動機点検時、同電動機反負荷側軸受嵌め合い部外径寸法及び負荷側軸受ケース内径寸法に判定値外れが認められたため、対応検討。 |
D |
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5 |
2号機 |
プロセス計算機におけるタービン熱バランスデータ確認時、同計算機内データ算出用設定係数に間違いが判明したため、対応検討。なお、プラント運転上の問題はない。 |
D |
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6 |
4号機 |
直流電源設備直流24V充電器タイマーリレー点検時、当該リレー(5個)取付用ソケットアダプターに破損が認められたため、当該ソケットアダプターを交換。 |
D |
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7 |
4号機 |
直流電源設備直流24V中性子モニタ用充電器盤B系において、当該充電器盤の電流切替スイッチの切替(入力側→出力側)したところ、電流計指示値に低め指示が確認されたことから、電流計切替スイッチの接触不良が考えられるため、対応検討。 |
D |
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8 |
4号機 |
活性炭式希ガスホールドアップ塔 入口露点温度検出器2台の校正時、同計器の精度に判定値外れが認められたため、当該露点温度検出器を再校正。 |
D |
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9 |
4号機 |
主タービン点検による低圧タービン(B)上、下半ダイアフラムの浸透探傷検査において、同ダイアフラムに指示模様が認められたため、当該指示模様発生部を補修。 |
D |
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10 |
4号機 |
主蒸気外側隔離弁(F003A)の浸透探傷検査において、主シート面及びパイロットシート面に指示模様が認められたため、当該指示模様発生部を補修。 |
D |
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11 |
4号機 |
主蒸気外側隔離弁(F003B)の浸透探傷検査において、パイロットシート面に指示模様が認められたため、当該指示模様発生部を補修。 |
D |
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12 |
4号機 |
主蒸気外側隔離弁(F003D)の透探傷検査において、主シート面に指示模様が認められたため、当該指示模様発生部を補修。 |
D |
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13 |
4号機 |
定期事業者検査要領書「給水ポンプ分解検査」の安全管理審査において、当該検査要領書に記載漏れが認められたため、訂正・正誤表を作成し、検査要領書に添付、対応検討。 |
B |
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14 |
4号機 |
原子炉建屋高電導度廃液系サンプ(B)ポンプ(B)起動時、同ポンプ出口流量計算機表示画面に指示不良(ゼロ)確認されたことから、当該出口流量発信器に不具合が考えられるため、発信器を点検。 |
D |
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15 |
3.4号廃棄物 処理設備 |
プラスチック固化処理設備によるドラム缶搬送作業時、固化コンベア(F)装置の運転ができなかったため、当該固化コンベア装置を点検。 |
D |
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16 |
3.4号廃棄物 処理設備 |
高電導度廃液系濃縮器循環ポンプ(B)点検時、同ポンプのインペラとウエアリングの間隙寸法に判定値外れが認められたため、対応検討。 |
D |
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公表区分 |
事象の概要 |
主な具体例 |
区分1 |
法律に基づく報告事象等の重要な事象 |
・ 計画外の原子炉の停止
・ 発電所外への放射性物質の漏えい
・ 非常用炉心冷却系の作動
・ 火災の発生 など |
区分2 |
運転保守管理上、重要な事象 |
・ 安全上重要な機器等の軽度な故障
(技術基準に適合する場合)
・ 管理区域内の放射性物質の軽度な漏えい
・ 原子炉等への異物の混入 など |
区分3 |
運転保守管理情報の内、信頼性を確保
する観点から速やかに詳細を公表する
事象 |
・ 計画外の原子炉または発電機出力の軽度な変化
・ 原子炉の安全、運転に影響しない機器等の故障
・ 主要パラメータの緩やかな変化
・ 人の負傷または病気の発生 など |
その他 |
上記以外の不適合事象 |
・ 日常小修理 など |
【原子力発電所における不適合事象の是正管理】
原子力発電所では、設備の健全性を維持し、安全運転を継続するため、発電所設備の定期検査や運転中の巡視点検、定例試験、点検・修理等を行っております。その中で、「不適合」が発見された場合には、「不適合管理マニュアル」に基づき、必要な是正措置を講じることとしております。
* 「不適合の定義」(JEAG4101-2000より)
本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)
○ 不適合管理グレード分け(不適合管理委員会にて決定)
管理グレード |
主な具体例 |
As |
・法令、安全協定に基づく報告事象
・プラントの性能、安全性に重大な影響を与える事象
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A |
・国、地方自治体等へ大きな影響を与える事象
・定期検査工程へ大きな影響を与える事象 |
B |
・国の検査等で指摘を受けた事象
・運転監視の強化が必要な事象
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C |
・品質保証の要求事項に対する軽微な事象 |
D |
・通常のメンテナンス範囲内の事象 |
対象外 |
・消耗品の交換等の事象 |
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(お問い合わせ)
福島第二原子力発電所・広報部・企画広報グループ
電 話 0240-25-1353 |
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