|
福島第二原子力発電所トップ
|
平成19年度 不適合管理委員会報告情報(平成20年2月18日分) |
|
|
|
◆ 不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)を言います。法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障など、広い範囲の不具合事象が対象になります。 |
|
平成20年2月18日(月)に不適合管理委員会で審査された不適合事象は、下記のとおりです。 |
|
|
|
|
その他 : 10 件 |
No. |
号機等 |
不適合件名 |
グレード |
備 考 |
1 |
1号機 |
逆洗弁ピット海水ストームドレンサンプポンプ(B)用電動機点検において、主回路用端子箱に腐食が認められたため、対応検討。 |
D |
|
2 |
1号機 |
設備パトロールにおいて、サービス建屋ホットラボ給気加熱器の加熱蒸気戻り系ライン真空破壊弁にシートリークによる凝縮水の滴下(約350cc)が認められたため、当該滴下水を汚染検査(汚染なし)後、除去、および当該弁を点検。 |
D |
|
3 |
2号機 |
原子炉建屋換気空調系原子炉冷却材浄化系保持ポンプ室(B)ろ過脱塩器室(B)差圧発信器点検において、同計器の精度に判定値外れが認められたため、対応検討。 |
D |
|
4 |
3号機 |
取水設備起動後の運転状態確認時、スクリーン洗浄水ポンプ(C)用ストレーナ(海側)のベント弁にシートリーク(鉛筆芯1~2本程度)が認められたため、当該弁を点検。 |
D |
|
5 |
3号機 |
設備パトロールにおいて、補機冷却海水系電解鉄イオン供給装置の廃棄物処理補機冷却系熱交換器(B)電解鉄イオン入口流量計に指示値不良(オーバースケール)が認められたため、当該流量計を点検。 |
D |
|
6 |
3号機 |
設備パトロールにおいて、停止中の補機冷却海水系電解鉄イオン供給装置の廃棄物処理補機冷却系熱交換器(A)電解鉄イオン入口流量計に指示が確認された。同指示計の指示値不良(スティック)と判断されるため、当該流量計を点検。 |
D |
|
7 |
4号機 |
第1給水加熱器(A)加熱器側水位調節弁、及び湿分分離器(A)ドレンタンク加熱器側水位調節弁の駆動部気密漏えい試験において、同駆動部より空気の漏えいが認められたため、当該弁の駆動部を点検。 |
D |
|
8 |
4号機 |
高圧炉心スプレイポンプ用メカニカルシールフラッシングライン2次ベント弁の弁体浸透探傷検査において、弁体当たり面に線状指示模様が認められたため、当該弁の弁体を交換。 |
D |
|
9 |
4号機 |
補機冷却海水系電解鉄イオン供給配管点検において、配管継手1箇所の継手面ライニングに剥離が認められたため、当該ライニングを補修。 |
D |
|
10 |
4号機 |
制御棒点検準備作業において、制御棒駆動水圧系水圧制御ユニツト(制御棒座標:30-51)のスクラム入口弁グランド部より水の微少漏えい(にじみ程度)が認められたため、当該弁のグランド部を点検。 |
D |
|
|
公表区分 |
事象の概要 |
主な具体例 |
区分1 |
法律に基づく報告事象等の重要な事象 |
・ 計画外の原子炉の停止
・ 発電所外への放射性物質の漏えい
・ 非常用炉心冷却系の作動
・ 火災の発生 など |
区分2 |
運転保守管理上、重要な事象 |
・ 安全上重要な機器等の軽度な故障
(技術基準に適合する場合)
・ 管理区域内の放射性物質の軽度な漏えい
・ 原子炉等への異物の混入 など |
区分3 |
運転保守管理情報の内、信頼性を確保
する観点から速やかに詳細を公表する
事象 |
・ 計画外の原子炉または発電機出力の軽度な変化
・ 原子炉の安全、運転に影響しない機器等の故障
・ 主要パラメータの緩やかな変化
・ 人の負傷または病気の発生 など |
その他 |
上記以外の不適合事象 |
・ 日常小修理 など |
【原子力発電所における不適合事象の是正管理】
原子力発電所では、設備の健全性を維持し、安全運転を継続するため、発電所設備の定期検査や運転中の巡視点検、定例試験、点検・修理等を行っております。その中で、「不適合」が発見された場合には、「不適合管理マニュアル」に基づき、必要な是正措置を講じることとしております。
* 「不適合の定義」(JEAG4101-2000より)
本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)
○ 不適合管理グレード分け(不適合管理委員会にて決定)
管理グレード |
主な具体例 |
As |
・法令、安全協定に基づく報告事象
・プラントの性能、安全性に重大な影響を与える事象
|
A |
・国、地方自治体等へ大きな影響を与える事象
・定期検査工程へ大きな影響を与える事象 |
B |
・国の検査等で指摘を受けた事象
・運転監視の強化が必要な事象
|
C |
・品質保証の要求事項に対する軽微な事象 |
D |
・通常のメンテナンス範囲内の事象 |
対象外 |
・消耗品の交換等の事象 |
|
|
(お問い合わせ)
福島第二原子力発電所・広報部・企画広報グループ
電 話 0240-25-1353 |
|
|
|
|