|
福島第二原子力発電所トップ
|
平成19年度 不適合管理委員会報告情報(平成20年1月15日分) |
|
|
|
◆ 不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)を言います。法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障など、広い範囲の不具合事象が対象になります。 |
|
平成20年1月15日(火)に不適合管理委員会で審査された不適合事象は、下記のとおりです。 |
|
|
|
|
その他 : 9 件 |
No. |
号機等 |
不適合件名 |
グレード |
備 考 |
1 |
1号機 |
設備監視において、中性子計装系局部出力モニタ(LPRM)(24-57A)に指示値不良(上方にドリフト)が認められたため、当該モニタをバイパス、対応検討。 |
D |
|
2 |
2号機 |
コントロール建屋換気空調系計装品点検による中央制御室B系温度調節弁前弁「閉」操作時、同温度調節弁前弁グランド部よりグランド水の滲みが認められたため、対応検討。 |
D |
|
3 |
3号機 |
設備パトロールにおいて、原子炉建屋5階北西燃料プール冷却浄化系プリコートタンク室前電線管(空き)に閉止用キャップが取付けられていないため、当該閉止キャップを取付。 |
D |
|
4 |
4号機 |
残留熱除去機器冷却系海水ポンプA用電動機点検時、同電動機サーモカップル用ケーブルのフレキシブル電線管コネクタ部に損傷が認められたため、当該フレキシブル電線管を交換。 |
D |
|
5 |
4号機 |
設備監視時、タービン内壁・外壁・排気室温度・伸び・伸び差記録計において、「低圧タービンロータ伸び差」(打点11)の指示値に乱点傾向が認められたため、対応検討。 |
D |
|
6 |
4号機 |
所内蒸気送気停止後の加熱蒸気・戻り蒸気系配管ドレン抜き作業において、タービン建屋給気処理装置(C)ドレントラップバイパス弁の「開」操作を実施したが、開かない(閉固着)ため、当該弁を点検。 |
D |
|
7 |
1.2号廃棄物 処理設備 |
固化系濃縮洗濯廃液乾燥機運転時、乾燥物が水状であることが確認されたことから、調査したところ、同乾燥機給液ポンプ流量制御不良(回転数を下げても流量が下がらない)が考えられるため、当該給液ポンプを点検。 |
D |
|
8 |
補助ボイラ |
設備パトロールにおいて、補助ボイラ棟屋上大気放出配管より少量の蒸気排出が確認されたため、調査したところ、補助ボイラA頂部ベント弁にシートリークが認められたため、当該ベント弁を点検。 |
D |
|
9 |
その他 |
水処理設備一次中和槽(A)PH計の校正において、電極不良が認められたため、当該電極を交換。 |
D |
|
|
公表区分 |
事象の概要 |
主な具体例 |
区分1 |
法律に基づく報告事象等の重要な事象 |
・ 計画外の原子炉の停止
・ 発電所外への放射性物質の漏えい
・ 非常用炉心冷却系の作動
・ 火災の発生 など |
区分2 |
運転保守管理上、重要な事象 |
・ 安全上重要な機器等の軽度な故障
(技術基準に適合する場合)
・ 管理区域内の放射性物質の軽度な漏えい
・ 原子炉等への異物の混入 など |
区分3 |
運転保守管理情報の内、信頼性を確保
する観点から速やかに詳細を公表する
事象 |
・ 計画外の原子炉または発電機出力の軽度な変化
・ 原子炉の安全、運転に影響しない機器等の故障
・ 主要パラメータの緩やかな変化
・ 人の負傷または病気の発生 など |
その他 |
上記以外の不適合事象 |
・ 日常小修理 など |
【原子力発電所における不適合事象の是正管理】
原子力発電所では、設備の健全性を維持し、安全運転を継続するため、発電所設備の定期検査や運転中の巡視点検、定例試験、点検・修理等を行っております。その中で、「不適合」が発見された場合には、「不適合管理マニュアル」に基づき、必要な是正措置を講じることとしております。
* 「不適合の定義」(JEAG4101-2000より)
本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)
○ 不適合管理グレード分け(不適合管理委員会にて決定)
管理グレード |
主な具体例 |
As |
・法令、安全協定に基づく報告事象
・プラントの性能、安全性に重大な影響を与える事象
|
A |
・国、地方自治体等へ大きな影響を与える事象
・定期検査工程へ大きな影響を与える事象 |
B |
・国の検査等で指摘を受けた事象
・運転監視の強化が必要な事象
|
C |
・品質保証の要求事項に対する軽微な事象 |
D |
・通常のメンテナンス範囲内の事象 |
対象外 |
・消耗品の交換等の事象 |
|
|
(お問い合わせ)
福島第二原子力発電所・広報部・企画広報グループ
電 話 0240-25-1353 |
|
|
|
|