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平成19年度 不適合管理委員会報告情報(平成19年12月10日分) |
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◆ 不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)を言います。法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障など、広い範囲の不具合事象が対象になります。 |
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平成19年12月10日(月)に不適合管理委員会で審査された不適合事象は、下記のとおりです。 |
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その他 : 13 件 |
No. |
号機等 |
不適合件名 |
グレード |
備 考 |
1 |
1号機 |
定期事業者検査「制御棒駆動水圧系機能検査」において、制御棒38-07のスクラム操作を実施したところ、当該検査に対象外である制御棒42-03の「ドリフト」表示が発生した。再現性確認を行ったところ同様な事象が認められたため、制御棒42-03の制御棒位置を示す検出器の交換後、再度、再現性確認を行い異常なしを確認し、当該検査を再開。 |
C |
・No.4関連不適合 |
2 |
1号機 |
直流電源設備直流125V蓄電池の比重測定(定例)において、蓄電池1個の比重に比重管理値からの逸脱が認められたため、当該蓄電池の比重を調整。 |
D |
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3 |
1号機 |
原子炉格納容器バウンダリ構成時、制御棒駆動水系水圧制御ユニット(HCU)(制御棒座標:42-07)引き抜き配管ベント弁銘板の紛失が認められたため、当該ベント弁の銘板を取付。 |
D |
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4 |
1号機 |
定期事業者検査「制御棒駆動水圧系機能検査」において、制御棒42-03のスクラム操作を実施したところ、当該検査には対象外の制御棒50-15の「ドリフト」表示が発生した。尚、本件の制御棒「ドリフト」発生については、当該機能検査に影響を与えるものではないと判断し、当該検査を再開、対応検討。 |
C |
・No.1関連不適合 |
5 |
2号機 |
平成19年11月のプラント傾向管理データ確認時、ジェットポンプ(JP)健全性(その2)データ(PLR MGセット⇔原子炉水位(広域帯))の回帰線図(標準偏差)が上下限値から逸脱していることが確認されたことから、過去のデータを確認したところ、第16サイクルから原子炉広域水位計が低めに指示されていることが認められたため、対応検討。 |
C |
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6 |
2号機 |
試料採取系第1給水加熱器出口ヘッダ採取流量計の流量調整において、コンフローを操作したが、流量に変化はなく、当該試料採取ラインの3方弁を手分析側に切替たところ、流量調整が可能なことが確認された。当該採取流量検出器又は採取流量計の動作不良、並びに採取流量計下流側配管の詰まりが考えられるため、調査及び対応検討。 |
D |
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7 |
3号機 |
酸素注入系酸素ボンベ切替時、同酸素ボンベ南側(A側)出口配管溶接部より、酸素漏えい(蟹泡程度)が認められたため、当該南側出口配管溶接部を交換。 |
D |
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8 |
3号機 |
原子炉建屋付属棟廃棄物処理エリア換気空調系給排気ファン切替(A→B)おいて、停止した給気ファン(A)の重力ダンパに動作不良(開固着)が認められたため、当該重力ダンパを点検。 |
D |
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9 |
4号機 |
熱交換器建屋北側ストームドレンサンプポンプB用電動機点検において、同電動機外扇ファンカバーに腐食及び回転子に打痕が認められたため、当該外扇ファンカバーを塗装補修、回転子打痕部の手入れを実施。 |
D |
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10 |
4号機 |
設備監視において、「ドライウエル冷却器ファン軸受温度高」警報が発生し、同冷却ファン軸受温度記録計を確認したところ、当該軸受温度記録計に動作不良(ポイントNo.20で停止してしまう:総ポイント24)が認められたため、当該温度記録計を点検。 |
D |
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11 |
4号機 |
設備パトロールにおいて、原子炉隔離時冷却系真空ポンプ用電動機反負荷側のグリスアップ用ニップルに変形が認められたため、対応検討。 |
D |
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12 |
4号機 |
設備パトロールにおいて、タービン補機冷却系熱交換器(B)運転時、同熱交換器渦流フィルタ差圧計に指示値不良(ダウンスケール)が認められたため、当該差圧計を点検。 |
D |
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13 |
4号機 |
主復水器水室の逆洗及び正洗切替操作時、主復水器連続洗浄装置(A)系ボール捕集器差圧計指示値に上昇・ハンチング(変動が大きい)が認められたため、当該差圧計を点検。 |
D |
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公表区分 |
事象の概要 |
主な具体例 |
区分1 |
法律に基づく報告事象等の重要な事象 |
・ 計画外の原子炉の停止
・ 発電所外への放射性物質の漏えい
・ 非常用炉心冷却系の作動
・ 火災の発生 など |
区分2 |
運転保守管理上、重要な事象 |
・ 安全上重要な機器等の軽度な故障
(技術基準に適合する場合)
・ 管理区域内の放射性物質の軽度な漏えい
・ 原子炉等への異物の混入 など |
区分3 |
運転保守管理情報の内、信頼性を確保
する観点から速やかに詳細を公表する
事象 |
・ 計画外の原子炉または発電機出力の軽度な変化
・ 原子炉の安全、運転に影響しない機器等の故障
・ 主要パラメータの緩やかな変化
・ 人の負傷または病気の発生 など |
その他 |
上記以外の不適合事象 |
・ 日常小修理 など |
【原子力発電所における不適合事象の是正管理】
原子力発電所では、設備の健全性を維持し、安全運転を継続するため、発電所設備の定期検査や運転中の巡視点検、定例試験、点検・修理等を行っております。その中で、「不適合」が発見された場合には、「不適合管理マニュアル」に基づき、必要な是正措置を講じることとしております。
* 「不適合の定義」(JEAG4101-2000より)
本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)
○ 不適合管理グレード分け(不適合管理委員会にて決定)
管理グレード |
主な具体例 |
As |
・法令、安全協定に基づく報告事象
・プラントの性能、安全性に重大な影響を与える事象
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A |
・国、地方自治体等へ大きな影響を与える事象
・定期検査工程へ大きな影響を与える事象 |
B |
・国の検査等で指摘を受けた事象
・運転監視の強化が必要な事象
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C |
・品質保証の要求事項に対する軽微な事象 |
D |
・通常のメンテナンス範囲内の事象 |
対象外 |
・消耗品の交換等の事象 |
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(お問い合わせ)
福島第二原子力発電所・広報部・企画広報グループ
電 話 0240-25-1353 |
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