|
福島第二原子力発電所トップ
|
平成19年度 不適合管理委員会報告情報(平成19年8月22日分) |
|
|
|
◆ 不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)を言います。法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障など、広い範囲の不具合事象が対象になります。 |
|
平成19年8月22日(水)に不適合管理委員会で審査された不適合事象は、下記のとおりです。 |
|
|
|
|
その他 : 7 件 |
No. |
号機等 |
不適合件名 |
グレード |
備 考 |
1 |
2号機 |
サプレッションプール水位計発信器(LT021)の点検校正において、同水位計の校正方法に誤りが認められたため、当該水位計を再校正 |
C |
|
2 |
2号機 |
設備監視において、中央操作室監視盤内のケーブル絶縁キャップ2個(原子炉格納容器高電導度廃液サンプ外側隔離弁用/原子炉給水ポンプ(A)タービン駆動高圧蒸気止め弁テスト回路用) に損傷が認められたため、当該絶縁キャップを交換 |
D |
|
3 |
2号機 |
冷却材再循環ポンプの配管線量率測定準備作業において、同装置検出器接続用コネクタの紛失が認められたため、当該コネクタを探索、対応検討 |
D |
|
4 |
2号機 |
定期事業者検査「監視機能健全性確認検査(その1の1)」において、サプレッションプール水温度検出回路抵抗値(5箇所)に判定値外れが認められたため、同検査を中断し、当該回路校正後、再検査 |
D |
|
5 |
2号機 |
主変圧器取替工事「使用前事業者検査(その1)」において、同検査で使用する計器用変流器の校正に使用した交流電流計の校正証明書の記載に誤記が認められたため、対応検討 |
D |
|
6 |
3号機 |
制御棒駆動系制御棒駆動機構において、制御棒(座標:30-27)の定例試験時温度上昇傾向(第15サイクル起動後からゆっくり上昇傾向があり、継続監視を実施していた。)が確認されたことから、対応検討 |
D |
|
7 |
3号機 |
設備パトロールにおいて、循環水ポンプ(A)本体に取り付けられている主要部材質表示板(材質、製造年月日等が記載)の外れが認められたため、当該表示板を取付 |
D |
|
|
公表区分 |
事象の概要 |
主な具体例 |
区分1 |
法律に基づく報告事象等の重要な事象 |
・ 計画外の原子炉の停止
・ 発電所外への放射性物質の漏えい
・ 非常用炉心冷却系の作動
・ 火災の発生 など |
区分2 |
運転保守管理上、重要な事象 |
・ 安全上重要な機器等の軽度な故障
(技術基準に適合する場合)
・ 管理区域内の放射性物質の軽度な漏えい
・ 原子炉等への異物の混入 など |
区分3 |
運転保守管理情報の内、信頼性を確保
する観点から速やかに詳細を公表する
事象 |
・ 計画外の原子炉または発電機出力の軽度な変化
・ 原子炉の安全、運転に影響しない機器等の故障
・ 主要パラメータの緩やかな変化
・ 人の負傷または病気の発生 など |
その他 |
上記以外の不適合事象 |
・ 日常小修理 など |
【原子力発電所における不適合事象の是正管理】
原子力発電所では、設備の健全性を維持し、安全運転を継続するため、発電所設備の定期検査や運転中の巡視点検、定例試験、点検・修理等を行っております。その中で、「不適合」が発見された場合には、「不適合管理マニュアル」に基づき、必要な是正措置を講じることとしております。
* 「不適合の定義」(JEAG4101-2000より)
本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)
○ 不適合管理グレード分け(不適合管理委員会にて決定)
管理グレード |
主な具体例 |
As |
・法令、安全協定に基づく報告事象
・プラントの性能、安全性に重大な影響を与える事象
|
A |
・国、地方自治体等へ大きな影響を与える事象
・定期検査工程へ大きな影響を与える事象 |
B |
・国の検査等で指摘を受けた事象
・運転監視の強化が必要な事象
|
C |
・品質保証の要求事項に対する軽微な事象 |
D |
・通常のメンテナンス範囲内の事象 |
対象外 |
・消耗品の交換等の事象 |
|
|
(お問い合わせ)
福島第二原子力発電所・広報部・企画広報グループ
電 話 0240-25-1353 |
|
|
|
|