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平成19年度 不適合管理委員会報告情報(平成19年7月30日分) |
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◆ 不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)を言います。法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障など、広い範囲の不具合事象が対象になります。 |
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平成19年7月30日(月)に不適合管理委員会で審査された不適合事象は、下記のとおりです。 |
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区分 3 : 1 件 |
No. |
号機等 |
不適合件名 |
グレード |
備 考 |
1 |
3号機 |
定格熱出力一定運転中の3号機において、7月27日午後5時30分頃、原子炉建屋付属棟1階の高圧炉心スプレイ系非常用ディーゼル発電機用燃料タンク室(非管理区域)において、燃料タンク入口弁から油がにじみ出て床に溜まっている(約2ミリリットル)ことを当社社員が確認するとともに、午後5時55分頃、消防本部へ連絡した。 調査の結果、放射能は検出されず、漏れた油は拭き取りにより処理した。燃料タンク入口弁グランド部から油がにじみ出ていることが確認されたことから、当該グランド部の締め付け用ナットを増し締めしたところ、油のにじみは停止した。 これによる外部への放射能の影響はない。 |
A |
・7月30日公表済 (PDF112KB) |
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その他 : 14 件 |
No. |
号機等 |
不適合件名 |
グレード |
備 考 |
1 |
1号機 |
設備パトロールにおいて、原子炉補機冷却系第2中間ループ熱交換器(A)の電解鉄イオン供給装置入口流量計(FI301A)の指示値がゼロであったことから、同装置供給配管に詰まりが考えられるため、当該供給配管を点検、清掃 |
D |
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2 |
1号機 |
設備パトロールにおいて、原子炉補機冷却系第2中間ループ熱交換器(A)の電解鉄イオン注入水流量計前ドレン弁(F557A)にシートリーク(鉛筆芯1本程度)が認められたため、当該ドレン弁を点検 |
D |
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3 |
2号機 |
換気空調用試料採取系サンプル圧力スイッチ指示計2台(PIS-206、208)の点検において、同テスト弁 継手ねじ山に不良(ねじ山表面の荒れ)が認められたため、当該テスト弁継手部を交換 |
D |
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4 |
2号機 |
復水ろ過装置カチオン樹脂ロータリーダンパーの電動機取付け作業において、当該樹脂ロータリーダンパー減速機に電動機が取付けられないことが認められたため、当該減速機を点検 |
D |
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5 |
2号機 |
非常用ディーゼル発電設備(A)系ディーゼル機関非常用給気ファン(B)電動機点検において、同電動機ファン取付け軸端部外形寸法及び負荷側、反負荷側回転子軸外形寸法に判定値外れが認められたため、当該電動機軸を補修 |
D |
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6 |
2号機 |
非常用ディーゼル発電設備(A)系ディーゼル機関非常用給気ファン(B)電動機点検において、同電動機カップリング部ファン内径寸法に判定値外れ及び同部内側にかじり傷が認められたため、当該電動機カップリング部を補修 |
D |
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7 |
2号機 |
高圧復水ポンプ(B)吐出弁の開閉試験において、閉操作を実施したところ、同弁駆動部が閉方向に動いているにもかかわらず、同吐出弁本体に動作不良が認められたため、調査及び対応検討 |
D |
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8 |
2号機 |
中央制御室換気空調系(B)の冷水ポンプ運転中に「中央制御室サージタンク(B)圧力低」警報が発生したことから、調査を行った結果、同サージタンク圧力に下降傾向が認められたため、調査及び対応検討 |
D |
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9 |
4号機 |
設備パトロールにおいて、タービン駆動原子炉給水ポンプ(A、B)室空調機2台(C306、C307)のフィルター枠接合部に外れ及びがたつきが認められたため、当該フィルター枠を交換 |
D |
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10 |
4号機 |
海水熱交換器建屋排気ファン(B)の点検において、カップリング部ファン軸及び反負荷側軸受ファン軸外形寸法又、反負荷側軸受ファン軸部の嵌合値に判定値外れが認められたため、対応検討 |
D |
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11 |
4号機 |
原子炉補機冷却系第2中間ループ熱交換器(A)の渦流フィルタ差圧計(DPI-022A)において、同差圧計の指示がダウンスケールしていることが認められたため、当該差圧計を点検 |
D |
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12 |
1.2号廃棄物 処理設備 |
放射性ドレン移送系廃棄物処理建屋ボイラ棟ストームドレンサンプポンプ(A)において、同ポンプ起動後汲みあがるまでに数分間を要することが確認されたため、当該ストームドレンサンプポンプを点検 |
D |
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13 |
3.4号廃棄物 処理設備 |
固化系窒素製造装置吸着塔(A)排気弁(AO-F2502A)の開閉表示部より微量の空気漏えいが認められたため、当該排気弁を点検 |
D |
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14 |
その他 |
防災資機材の点検において、放射線測定車搭載ダストサンプラの流量特性試験測定値に判定値外れが認められたため、対応検討 |
B |
・H19年10月12日再審議にてグレード変更「C→B」 |
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公表区分 |
事象の概要 |
主な具体例 |
区分1 |
法律に基づく報告事象等の重要な事象 |
・ 計画外の原子炉の停止
・ 発電所外への放射性物質の漏えい
・ 非常用炉心冷却系の作動
・ 火災の発生 など |
区分2 |
運転保守管理上、重要な事象 |
・ 安全上重要な機器等の軽度な故障
(技術基準に適合する場合)
・ 管理区域内の放射性物質の軽度な漏えい
・ 原子炉等への異物の混入 など |
区分3 |
運転保守管理情報の内、信頼性を確保
する観点から速やかに詳細を公表する
事象 |
・ 計画外の原子炉または発電機出力の軽度な変化
・ 原子炉の安全、運転に影響しない機器等の故障
・ 主要パラメータの緩やかな変化
・ 人の負傷または病気の発生 など |
その他 |
上記以外の不適合事象 |
・ 日常小修理 など |
【原子力発電所における不適合事象の是正管理】
原子力発電所では、設備の健全性を維持し、安全運転を継続するため、発電所設備の定期検査や運転中の巡視点検、定例試験、点検・修理等を行っております。その中で、「不適合」が発見された場合には、「不適合管理マニュアル」に基づき、必要な是正措置を講じることとしております。
* 「不適合の定義」(JEAG4101-2000より)
本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)
○ 不適合管理グレード分け(不適合管理委員会にて決定)
管理グレード |
主な具体例 |
As |
・法令、安全協定に基づく報告事象
・プラントの性能、安全性に重大な影響を与える事象
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A |
・国、地方自治体等へ大きな影響を与える事象
・定期検査工程へ大きな影響を与える事象 |
B |
・国の検査等で指摘を受けた事象
・運転監視の強化が必要な事象
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C |
・品質保証の要求事項に対する軽微な事象 |
D |
・通常のメンテナンス範囲内の事象 |
対象外 |
・消耗品の交換等の事象 |
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(お問い合わせ)
福島第二原子力発電所・広報部・企画広報グループ
電 話 0240-25-1353 |
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