|
福島第二原子力発電所トップ
|
平成19年度 不適合管理委員会報告情報(平成19年6月19日分) |
|
|
|
◆ 不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)を言います。法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障など、広い範囲の不具合事象が対象になります。 |
|
平成19年6月19日(火)に不適合管理委員会で審査された不適合事象は、下記のとおりです。 |
|
|
|
|
その他 : 9 件 |
No. |
号機等 |
不適合件名 |
グレード |
備 考 |
1 |
1号機 |
廃棄物処理建屋換気空調系排風機(A)点検に伴う点検前の電源隔離状態確認において、同排風機用電動機のスペースヒータが通電状態であることが確認された。調査結果、電源隔離操作の際、電動機スペースヒータと電源盤内スペースヒータの開閉器を間違えたものと推定した。当該安全隔離操作を再度実施、及び対応検討 |
C |
|
2 |
2号機 |
主蒸気隔離弁用リミットスイッチ交換作業において、同弁4台(AO-F002A、2B、2C、2D)のリミットスイッチ(LS-2、LS-6:10%閉位置インターロック用)用ケーブル及びジャンクションボックス内機内ケーブルの被覆に変色(熱的影響と推定)が認められたため、当該ケーブルを交換 |
D |
|
3 |
2号機 |
原子炉隔離時冷却系試験可能逆止弁(AO-F008)計装品点検時、同弁閉側リミットスイッチ用ケーブルのフレキシブル電線管に被覆の損傷が認められたため、当該フレキシブル電線管を交換 |
D |
|
4 |
2号機 |
気体廃棄物処理系再生ガスブロア(B)点検において、軸受け部オイルゲージに破損(亀裂)が認められたため、当該オイルゲージを交換 |
D |
|
5 |
3号機 |
設備監視において、制御棒駆動系水圧制御ユニット(制御棒座標:30-03)用アキュムレータ圧力に上昇傾向が認められたことから、同アキュムレータ充填水入口弁(113)のシートリークが考えられるため、対応検討 |
D |
|
6 |
3号機 |
原子炉給水ポンプ駆動用タービン(A)の低圧蒸気止め弁開度計点検後の同弁開閉試験において、当該弁開度計に指示値不良(弁全閉時:4%開・弁全開時:98%開)が認められたことから、同弁開度検出器(POT184A)の不良が考えられるため、調査及び対応検討 |
D |
|
7 |
4号機 |
設備パトロールにおいて、タービン補機冷却系サージタンク補給水ストレーナ差圧計(DPI-170)に指示値不良(ダウンスケール)が認められたため、当該差圧計を点検 |
D |
|
8 |
4号機 |
設備監視において、停止中の非常用ガス処理系(A系)の入口流量計(記録計(FRS-601A)、プロセス計算機監視画面)に指示値不良(指示が出ている)が認められたことから、入口流量発信器(FT-001A)の不良が考えられるため、当該入口流量発信器を点検 |
D |
|
9 |
1.2号廃棄物 処理設備 |
設備パトロールにおいて、固化系濃縮洗濯廃液給液ポンプのブラケットドレン配管に排水不良が認められたため、当該ドレンライン配管を清掃 |
D |
|
|
公表区分 |
事象の概要 |
主な具体例 |
区分1 |
法律に基づく報告事象等の重要な事象 |
・ 計画外の原子炉の停止
・ 発電所外への放射性物質の漏えい
・ 非常用炉心冷却系の作動
・ 火災の発生 など |
区分2 |
運転保守管理上、重要な事象 |
・ 安全上重要な機器等の軽度な故障
(技術基準に適合する場合)
・ 管理区域内の放射性物質の軽度な漏えい
・ 原子炉等への異物の混入 など |
区分3 |
運転保守管理情報の内、信頼性を確保
する観点から速やかに詳細を公表する
事象 |
・ 計画外の原子炉または発電機出力の軽度な変化
・ 原子炉の安全、運転に影響しない機器等の故障
・ 主要パラメータの緩やかな変化
・ 人の負傷または病気の発生 など |
その他 |
上記以外の不適合事象 |
・ 日常小修理 など |
【原子力発電所における不適合事象の是正管理】
原子力発電所では、設備の健全性を維持し、安全運転を継続するため、発電所設備の定期検査や運転中の巡視点検、定例試験、点検・修理等を行っております。その中で、「不適合」が発見された場合には、「不適合管理マニュアル」に基づき、必要な是正措置を講じることとしております。
* 「不適合の定義」(JEAG4101-2000より)
本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)
○ 不適合管理グレード分け(不適合管理委員会にて決定)
管理グレード |
主な具体例 |
As |
・法令、安全協定に基づく報告事象
・プラントの性能、安全性に重大な影響を与える事象
|
A |
・国、地方自治体等へ大きな影響を与える事象
・定期検査工程へ大きな影響を与える事象 |
B |
・国の検査等で指摘を受けた事象
・運転監視の強化が必要な事象
|
C |
・品質保証の要求事項に対する軽微な事象 |
D |
・通常のメンテナンス範囲内の事象 |
対象外 |
・消耗品の交換等の事象 |
|
|
(お問い合わせ)
福島第二原子力発電所・広報部・企画広報グループ
電 話 0240-25-1353 |
|
|
|
|