福島第二原子力発電所トップ

平成19年度 不適合管理委員会報告情報(平成19年5月14日分)

◆ 不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)を言います。法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障など、広い範囲の不具合事象が対象になります。
平成19年5月14日(月)に不適合管理委員会で審査された不適合事象は、下記のとおりです。

   区分 1 : 該当なし

   区分 2 : 該当なし

   区分 3 : 該当なし

   その他 : 13 件
No. 号機等 不適合件名 グレード 備 考
1 1号機 設備パトロールにおいて、高圧復水ポンプ(C)用補助油ポンプ吐出安全弁(F152C)の圧力設定部のカバー取付接続部より油のにじみが発生し、ポンプ架台上に油溜まり(約4cc)が認められたため、当該油を汚染検査(汚染なし)後、除去及び当該安全弁のカバー取付接続部を補修 D  
2 2号機 原子炉給水ポンプ駆動用タービン(A)低圧加減弁(No.1~5)点検において、同弁(No.1~5)の弁体と弁座に当たり不良が認められたため、当該弁体と弁座の当たりを補修 D  
3 2号機 原子炉給水ポンプ駆動用タービン(A)低圧加減弁点検において、同弁チェスト水平接ぎ手面に当たり不良が認められたため、当該接ぎ手面の当たりを補修 D  
4 2号機 主タービンの低圧タービン(A)外部車室の溶接部浸透探傷検査において、指示模様が認められたため、当該指示模様発生部を補修 D  
5 2号機 タービン補機冷却系冷却水ポンプ(C)用電動機点検において、回転子バーの一部に緩みが認められたため、当該回転子バーの緩み部を補修 D  
6 2号機 原子炉建屋大物搬入口における物品搬出のための汚染確認測定において、角材1本に汚染(表面汚染密度4.8Bq/cm2)が確認されたため、汚染した角材を養生し、仮置きすると共に対応検討 D  
7 3号機 所内電源設備480Vパワーセンター(閉鎖配電盤)3C-2(3C:母線接地装置)点検において、制御ケーブル端子の不良が認められたため、当該端子を補修 D  
8 3号機 所内電源設備480Vパワーセンター(閉鎖配電盤)3C-2点検において、15ユニットの保護継電器前面カバーガラスパッキンに破損(経年劣化によると推定)が認められたため、対応検討 D  
9 3号機 所内電源設備480Vパワーセンター(閉鎖配電盤)3C-2点検において、13ユニットの保護継電器リセットボタンにひび割れが認められたため、対応検討 D  
10 3号機 原子炉建屋換気空調系排風機(A)用電動機点検において、固定子スロットくさび、及び回転子バーの一部に緩みが認められたため、当該固定子スロットくさび、及び回転子バーの緩み部を補修 D  
11 3号機 所内電源設備480Vパワーセンター(閉鎖配電盤)3A-1点検において、しゃ断器12台の制御回路基板取付用ビス(樹脂製)に損傷(ひび割れ)が認められたため、対応検討 D  
12 4号機 中性子計装系局部出力領域モニタ検出器(56-25D)のプラトー特性試験において、特性不良が認められたため、対応検討 D  
13 4号機 定期事業者検査要領書「原子炉隔離時冷却系機能検査」において、誤記が認められたため、当該要領書の誤記を訂正 D  

【凡 例】
公表区分 事象の概要 主な具体例
  区分1  法律に基づく報告事象等の重要な事象  ・ 計画外の原子炉の停止
 ・ 発電所外への放射性物質の漏えい
 ・ 非常用炉心冷却系の作動
 ・ 火災の発生  など
  区分2  運転保守管理上、重要な事象  ・ 安全上重要な機器等の軽度な故障
   (技術基準に適合する場合)
 ・ 管理区域内の放射性物質の軽度な漏えい
 ・ 原子炉等への異物の混入  など
  区分3  運転保守管理情報の内、信頼性を確保
 する観点から速やかに詳細を公表する
 事象
 ・ 計画外の原子炉または発電機出力の軽度な変化
 ・ 原子炉の安全、運転に影響しない機器等の故障
 ・ 主要パラメータの緩やかな変化
 ・ 人の負傷または病気の発生  など
  その他  上記以外の不適合事象  ・ 日常小修理  など

【原子力発電所における不適合事象の是正管理】

 原子力発電所では、設備の健全性を維持し、安全運転を継続するため、発電所設備の定期検査や運転中の巡視点検、定例試験、点検・修理等を行っております。その中で、「不適合」が発見された場合には、「不適合管理マニュアル」に基づき、必要な是正措置を講じることとしております。
 * 「不適合の定義」(JEAG4101-2000より)
   本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)

○ 不適合管理グレード分け(不適合管理委員会にて決定)
管理グレード 主な具体例
 As  ・法令、安全協定に基づく報告事象
 ・プラントの性能、安全性に重大な影響を与える事象
 A  ・国、地方自治体等へ大きな影響を与える事象
 ・定期検査工程へ大きな影響を与える事象
 B  ・国の検査等で指摘を受けた事象
 ・運転監視の強化が必要な事象
 C  ・品質保証の要求事項に対する軽微な事象
 D  ・通常のメンテナンス範囲内の事象
 対象外  ・消耗品の交換等の事象


(お問い合わせ)
 福島第二原子力発電所・広報部・企画広報グループ
 電 話 0240-25-1353



戻る

ページの先頭へ戻ります

公式アカウント:
  • 東京電力 公式Xアカウントのご案内ページへリンクします
  • facebook公式アカウントサイトへリンクします
  • Instagram公式アカウントサイトへリンクします
  • youtube公式アカウントサイトへリンクします
  • 東京電力 公式LINEアカウントのご案内ページへリンクします