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平成18年度 不適合管理委員会報告情報(平成18年3月28日分) |
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◆ 不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)を言います。法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障など、広い範囲の不具合事象が対象になります。 |
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平成18年3月28日(水)に不適合管理委員会で審査された不適合事象は、下記のとおりです。 |
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区分 2 : 1 件 |
No. |
号機等 |
不適合件名 |
グレード |
備 考 |
1 |
3号機 |
第14回定期検査中の3号機において、3月28日午前9時50分に「チャンネルA主蒸気管放射能高高」警報、午前9時53分に「A系原子炉自動スクラム」及び「主蒸気管放射能高高トリップ」警報が発生し、その後、解除した。 調査を行った結果、プロセス放射線モニタ点検作業における当該モニタ回路の隔離処置を行っていた際、誤って警報が発生したものと推定。今後、原因を詳細に調査 なお、本事象は警報のみの発生であり、主蒸気管放射線モニタの指示値に変動はなく、安全上の問題はなし。また、外部への放射能の影響なし |
As |
・3月28日公表済 (PDF98.2KB) |
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その他 : 16 件 |
No. |
号機等 |
不適合件名 |
グレード |
備 考 |
1 |
1号機 |
主復水器連続洗浄装置(B1系)において、ボール回収率の低下が認められたため、調査及び貝・ボール分離装置他を清掃 |
D |
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2 |
1号機 |
設備パトロールにおいて、循環水ポンプ(B)系のブローオフ弁(F041B)の配管溶接接合部より水の微少にじみが認められたため、当該にじみ発生部位を補修 |
D |
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3 |
1号機 |
補機冷却海水系電解鉄イオン供給装置において、同装置が停止中にも係わらずタービン補機冷却系熱交換器入口流量計(FI303)に指示値が表れていることから、同流量指示計の動作不良(スティック)が考えられるため、当該流量指示計を点検 |
D |
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4 |
3号機 |
タービン主蒸気系・補助蒸気系第2給水加熱器(B)ドレンタンク水位調節弁(LCV-F002F)及び湿分分離器(A)ドレンタンク水位調節弁(LCV-F008A)の駆動部気密漏えい検査において、駆動部からの漏えいが認められたため、当該漏えい部を点検 |
D |
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5 |
3号機 |
原子炉隔離時冷却系内側テスト可能逆止弁(AO-F006)点検時、同弁全閉位置検出リミットスイッチ駆動用ステー(弁の全閉状態をリミットスイッチに伝達する金属板)に摩耗が認められたため、当該ステーを交換 |
D |
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6 |
3号機 |
主蒸気及び抽気系クロスアラウンド管ドレン弁(MO-F009B)点検時、同弁リミトルク用フレキシブル電線管の接続コネクタ部に破損が認められたため、当該フレキシブル電線管を交換 |
D |
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7 |
3号機 |
第1給水加熱器(A)給水出口弁(MO-F029A)点検時、同弁ケーブル端子の取付状態に不良(ケーブル芯線の露出)が認められたため、当該端子を打直し |
D |
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8 |
3号機 |
所内電源設備480Vモーターコントロールセンター3D-1-5(ユニットNo.3D:)点検において、電磁接触器本体ケースの一部に剥がれが認められたため、当該電磁接触器を交換 |
D |
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9 |
3号機 |
所内電源設備480Vモーターコントロールセンター3D-1-5点検において、制御ケーブル6本の端子取付状態に不良(ケーブル芯線の露出)が認められたため、当該端子を打直し |
D |
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10 |
3号機 |
主復水器連続洗浄装置ボール回収器切替弁点検において、同切替弁5台(MO-F011A,F011B,F011C,F012A,F012C)(全6台)の駆動部部品(Oーリングサポート)に腐食が認められたため、当該腐食部品を補修 |
D |
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11 |
3号機 |
タービンバイパス弁(No.1:F001B)点検において、同弁弁棒のグランド部に浸食が認められたため、当該弁棒のグランド部を補修 |
D |
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12 |
3号機 |
タービン主蒸気系低圧タービン(C)入口組合せ中間弁(F003A)点検において、同弁弁棒のグランド部に浸食が認められたため、当該弁棒のグランド部を補修 |
D |
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13 |
3号機 |
非常用ディーゼル発電設備(B系)ターニングモーター点検において、負荷側軸受ケース及び反負荷側軸受ケース内径寸法に判定値外れが認められたため、当該軸受ケースを補修 |
D |
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14 |
3号機 |
サービス建屋放射性ドレン移送系サンプポンプ起動時、同ポンプ出口流量指示値に指示値不良が認められたため、当該サンプ出口流量発信器(FT355)を点検 |
D |
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15 |
3号機 |
設備監視において、燃料プール冷却浄化系逆洗受タンクの液位が上昇したことから確認したところ、制御棒駆動水圧系制御棒駆動機構分解水槽の液位低下が確認されたことから、同分解槽ドレン弁2台(F17-F401,F402)にシートリークがあるものと考えられるため、当該ドレン弁を点検 |
D |
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16 |
4号機 |
格納容器内雰囲気モニタ系(A系・B系)において、「機器異常」、「放射線モニタ動作不良」表示が発生したことから、要因追求を実施したが異常状態を確認できなかったため、調査後、対応検討 |
A |
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公表区分 |
事象の概要 |
主な具体例 |
区分1 |
法律に基づく報告事象等の重要な事象 |
・ 計画外の原子炉の停止
・ 発電所外への放射性物質の漏えい
・ 非常用炉心冷却系の作動
・ 火災の発生 など |
区分2 |
運転保守管理上、重要な事象 |
・ 安全上重要な機器等の軽度な故障
(技術基準に適合する場合)
・ 管理区域内の放射性物質の軽度な漏えい
・ 原子炉等への異物の混入 など |
区分3 |
運転保守管理情報の内、信頼性を確保
する観点から速やかに詳細を公表する |
・ 計画外の原子炉または発電機出力の軽度な変化
・ 原子炉の安全、運転に影響しない機器の故障
・ 主要パラメータの緩やかな変化
・ 人の負傷または病気の発生 など |
その他 |
上記以外の不適合事象 |
・ 日常小修理 など |
【原子力発電所における不適合事象の是正管理】
原子力発電所では、設備の健全性を維持し、安全運転を継続するため、発電所設備の定期検査や運転中の巡視点検、定例試験、点検・修理等を行っております。その中で、「不適合」が発見された場合には、「不適合管理マニュアル」に基づき、必要な是正措置を講じることとしております。
* 「不適合の定義」(JEAG4101-2000より)
本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)
○ 不適合管理グレード分け(不適合管理委員会にて決定)
管理グレード |
主な具体例 |
As |
・法令、安全協定に基づく報告事象
・プラントの性能、安全性に重大な影響を与える事象
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A |
・保安規定に関わる不適合事象
・定期検査工程へ大きな影響を与える事象 |
B |
・国の検査等で指摘を受けた不適合事象
・運転監視の強化が必要な事
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C |
・品質保証の要求事項に対する軽微な不適合事象 |
D |
・通常のメンテナンス範囲内の事象 |
対象外 |
・消耗品の交換等の事象 |
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(お問い合わせ)
福島第二原子力発電所・広報部・企画広報グループ
電 話 0240-25-1353 |
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