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平成18年度 不適合管理委員会報告情報(平成19年3月16日分) |
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◆ 不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)を言います。法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障など、広い範囲の不具合事象が対象になります。 |
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平成19年3月16日(金)に不適合管理委員会で審査された不適合事象は、下記のとおりです。 |
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その他 : 8 件 |
No. |
号機等 |
不適合件名 |
グレード |
備 考 |
1 |
2号機 |
プロセス放射線モニタ系主排気筒放射線モニタ(シンチレーション)サンプル(A)温度指示スイッチ(TIS-113A)点検において、同温度指示スイッチの設定値表示部(ディジタル)の一部に表示不良(温度の数値表示が不明瞭)が認められたため、当該温度指示スイッチの設定値表示部を交換 |
D |
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2 |
2号機 |
燃料プール冷却浄化系プリコートポンプ用電動機点検において、回転子軸の負荷側及び反負荷側軸受け嵌め合い部外径寸法、ファン嵌め合い部外形寸法に判定値外れが認められたため、当該嵌め合い部の交換を検討 |
D |
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3 |
2号機 |
1・2号機タービン建屋運転床連絡架台の作動操作時、同架台電源設備配線用しゃ断器(MCCB)が投入出来ないことが確認されたため、同MCCBの動作不良が考えられることから、当該MCCBを交換 |
D |
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4 |
2号機 |
原子炉冷却材浄化系ろ過脱塩器入口サンプル流量計(FEIT-102)点検時、同流量計前弁(F444)にシートリークが認められたため、当該弁を点検 |
D |
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5 |
2号機 |
タービン建屋換気空調系において、「タービン建屋空調制御盤異常」、「タービン建屋給排気ファン軸受温度高」表示が発生したので確認したところ、同系「排気ファン(A)の電動機側軸受温度高」の設定値(75℃)に到達していないにもかかわらず当該「電動機の軸受温度高」が発生したことから、同排気ファン(A)の電動機側軸受温度計の動作不良が考えられるため、当該軸受温度計を点検 |
D |
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6 |
3号機 |
プロセス放射線モニタ系高圧炉心スプレイ系ディーゼル発電設備冷却系放射線モニタ(Z661)において、「冷却水放射能高」表示が発生(3回)し、解除する事象が発生した。また、同モニタの指示値は3~5CPSより約20CPSに上昇し、その後3~5CPSに復帰している。このため、同モニタの検出器廻りの放射線サーベイを実施したが異常は認められなかった。また、同モニタに関する作業はなかった。今後、当該モニタを点検 |
D |
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7 |
4号機 |
設備パトロールにおいて、タービン建屋換気空調系湿分分離器エリア空調機(A)のコイル室が汚れていることが認められたため、当該コイル室内を清掃 |
D |
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8 |
その他 |
第4回保安検査において、「放射性廃棄物基本マニュアル」、「放射性気体液体廃棄物管理マニュアル」、「放射性廃棄物放出管理要領」に記載している準拠法令等に記載漏れがある旨、指導を受けたため、当該マニュアル類に追記 |
B |
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公表区分 |
事象の概要 |
主な具体例 |
区分1 |
法律に基づく報告事象等の重要な事象 |
・ 計画外の原子炉の停止
・ 発電所外への放射性物質の漏えい
・ 非常用炉心冷却系の作動
・ 火災の発生 など |
区分2 |
運転保守管理上、重要な事象 |
・ 安全上重要な機器等の軽度な故障
(技術基準に適合する場合)
・ 管理区域内の放射性物質の軽度な漏えい
・ 原子炉等への異物の混入 など |
区分3 |
運転保守管理情報の内、信頼性を確保
する観点から速やかに詳細を公表する |
・ 計画外の原子炉または発電機出力の軽度な変化
・ 原子炉の安全、運転に影響しない機器の故障
・ 主要パラメータの緩やかな変化
・ 人の負傷または病気の発生 など |
その他 |
上記以外の不適合事象 |
・ 日常小修理 など |
【原子力発電所における不適合事象の是正管理】
原子力発電所では、設備の健全性を維持し、安全運転を継続するため、発電所設備の定期検査や運転中の巡視点検、定例試験、点検・修理等を行っております。その中で、「不適合」が発見された場合には、「不適合管理マニュアル」に基づき、必要な是正措置を講じることとしております。
* 「不適合の定義」(JEAG4101-2000より)
本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)
○ 不適合管理グレード分け(不適合管理委員会にて決定)
管理グレード |
主な具体例 |
As |
・法令、安全協定に基づく報告事象
・プラントの性能、安全性に重大な影響を与える事象
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A |
・保安規定に関わる不適合事象
・定期検査工程へ大きな影響を与える事象 |
B |
・国の検査等で指摘を受けた不適合事象
・運転監視の強化が必要な事
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C |
・品質保証の要求事項に対する軽微な不適合事象 |
D |
・通常のメンテナンス範囲内の事象 |
対象外 |
・消耗品の交換等の事象 |
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(お問い合わせ)
福島第二原子力発電所・広報部・企画広報グループ
電 話 0240-25-1353 |
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