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平成18年度 不適合管理委員会報告情報(平成19年2月22日分)

◆ 不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)を言います。法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障など、広い範囲の不具合事象が対象になります。
平成19年2月22日(木)に不適合管理委員会で審査された不適合事象は、下記のとおりです。

   区分 1 : 該当なし

   区分 2 : 該当なし

   区分 3 : 該当なし

   その他 : 5 件
No. 号機等 不適合件名 グレード 備 考
1 4号機 電力系統電圧制御装置(PSVR)他点検のための停止期間決定に伴う停止伝票(決定通知)の作成業務において、同停止伝票の作成忘れが判明したため、当該停止伝票を作成し、周知 D  
2 4号機 原子炉起動時、タービン主蒸気系・補助蒸気系空気抽出器作動蒸気圧力が、空気抽出器作動蒸気管安全弁(F011)の設定圧力を超えた(設定値2.45MPaに対し2.5MPaまで上昇)ことから、同安全弁が動作したものと推測されるため、当該安全弁の動作可否確認及び点検 D  
3 1.2号廃棄物
処理設備
設備パトロールにおいて、試料採取系濃縮廃液試料採取盤(A)の純水補給水弁(F669A)にシートリークが認められたため、当該補給水弁を点検 D  
4 1.2号廃棄物
処理設備
設備パトロールにおいて、試料採取系濃縮廃液試料採取盤(A)の純水補給水弁(F669B)にシートリークが認められたため、当該補給水弁を点検 D  
5 3.4号廃棄物
処理設備
3号機原子炉冷却材浄化系逆洗受タンクの廃液移送時、移送不能が発生したことから調査を行った結果、原子炉冷却材浄化系/燃料プール冷却浄化系(B系)ヘッダ廃液入口弁(AO-F103B)に動作不良(弁棒連結部に破損)が認められたため、当該弁を補修 D  

【凡 例】
公表区分 事象の概要 主な具体例
  区分1  法律に基づく報告事象等の重要な事象  ・ 計画外の原子炉の停止
 ・ 発電所外への放射性物質の漏えい
 ・ 非常用炉心冷却系の作動
 ・ 火災の発生  など
  区分2  運転保守管理上、重要な事象  ・ 安全上重要な機器等の軽度な故障
   (技術基準に適合する場合)
 ・ 管理区域内の放射性物質の軽度な漏えい
 ・ 原子炉等への異物の混入  など
  区分3  運転保守管理情報の内、信頼性を確保
 する観点から速やかに詳細を公表する
 ・ 計画外の原子炉または発電機出力の軽度な変化
 ・ 原子炉の安全、運転に影響しない機器の故障
 ・ 主要パラメータの緩やかな変化
 ・ 人の負傷または病気の発生  など
  その他  上記以外の不適合事象  ・ 日常小修理  など

【原子力発電所における不適合事象の是正管理】

 原子力発電所では、設備の健全性を維持し、安全運転を継続するため、発電所設備の定期検査や運転中の巡視点検、定例試験、点検・修理等を行っております。その中で、「不適合」が発見された場合には、「不適合管理マニュアル」に基づき、必要な是正措置を講じることとしております。
 * 「不適合の定義」(JEAG4101-2000より)
   本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)

○ 不適合管理グレード分け(不適合管理委員会にて決定)
管理グレード 主な具体例
 As  ・法令、安全協定に基づく報告事象
 ・プラントの性能、安全性に重大な影響を与える事象
 A  ・保安規定に関わる不適合事象
 ・定期検査工程へ大きな影響を与える事象
 B  ・国の検査等で指摘を受けた不適合事象
 ・運転監視の強化が必要な事
 C  ・品質保証の要求事項に対する軽微な不適合事象
 D  ・通常のメンテナンス範囲内の事象
 対象外  ・消耗品の交換等の事象


(お問い合わせ)
 福島第二原子力発電所・広報部・企画広報グループ
 電 話 0240-25-1353



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