福島第二原子力発電所トップ

平成18年度 不適合管理委員会報告情報(平成19年2月9日分)

◆ 不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)を言います。法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障など、広い範囲の不具合事象が対象になります。
平成19年2月9日(金)に不適合管理委員会で審査された不適合事象は、下記のとおりです。

   区分 1 : 該当なし

   区分 2 : 該当なし

   区分 3 : 該当なし

   その他 : 11 件
No. 号機等 不適合件名 グレード 備 考
1 1号機 設備パトロールにおいて、原子炉建屋加熱蒸気・戻り系レシーバタンク液位ゲージ(LG123)のガラス内面に汚れが認められたため、当該液位ゲージを清掃 D  
2 2号機 循環水系電気防食装置点検において、同装置電極1本(No.38)に電極の消耗が認められたため、当該電極を交換 対象外  
3 3号機 タービン建屋東側におけるケーブル電路用壁貫通孔施工作業において、壁埋設電線管と電線管内ケーブル1本に損傷を与えたため、対応検討 D  
4 3号機 照明用分電盤(LP-3R43)点検において、回路No.25(コンセント回路)の漏電しゃ断器に動作不良が認められたため、当該漏電しゃ断器を交換 D  
5 3号機 主復水器連続洗浄装置循環ポンプ点検において、同循環ポンプ4台(B1,B2,C1,C2)のポンプケーシング内壁に腐食が認められたため、当該ケーシング内壁の腐食箇所を補修 D  
6 3号機 活性炭式希ガスホールドアップ塔出口バイアルサンプラ(試料瓶)パージポンプ起動時、同パージポンプが定格流量にもかかわらず、過負荷にて異常停止したため、原因調査後、対応検討 D  
7 4号機 換気空調補機冷却系の主冷凍機(C系)制御盤タイマーリレー点検において、タイマーリレー3個のリレー取付用ソケットアダプタに破損が認められたため、当該ソケットアダプタを交換 D  
8 4号機 屋外布設電線管点検において、循環水ポンプ逆先弁ピット内の電線管用接地線の緩み、電線管支持金物架台の腐食、及び取水設備フレキシブル電線管接続金具の破損等が認められたため、当該不良箇所を補修 D  
9 4号機 電源設備盤点検において、所内電源設備480Vモーターコントロールセンター4C-1-1の制御端子箱内部に汚れが認められたため、当該汚れ部を清掃及び補修 D  
10 1.2号廃棄物
処理設備
廃棄物処理補機冷却海水系ポンプ(C)吐出圧力発信器(PT-206)元弁(F802)の閉操作時、同元弁ハンドル部が折損したため、当該弁を交換 D  
11 1.2号廃棄物
処理設備
洗濯廃液系濃縮器点検において、同濃縮器加熱缶の蒸気側点検用マンホールフランジ部の点検前汚染検査(事前サーベイ)を行ったところ、同マンホールフランジ内に汚染(2.35E-01Bq/cm2)が確認されたため、汚染箇所を除洗、及び原因を調査 C ・H19年5月25日再審議にてグレード変更「D→C」

【凡 例】
公表区分 事象の概要 主な具体例
  区分1  法律に基づく報告事象等の重要な事象  ・ 計画外の原子炉の停止
 ・ 発電所外への放射性物質の漏えい
 ・ 非常用炉心冷却系の作動
 ・ 火災の発生  など
  区分2  運転保守管理上、重要な事象  ・ 安全上重要な機器等の軽度な故障
   (技術基準に適合する場合)
 ・ 管理区域内の放射性物質の軽度な漏えい
 ・ 原子炉等への異物の混入  など
  区分3  運転保守管理情報の内、信頼性を確保
 する観点から速やかに詳細を公表する
 ・ 計画外の原子炉または発電機出力の軽度な変化
 ・ 原子炉の安全、運転に影響しない機器の故障
 ・ 主要パラメータの緩やかな変化
 ・ 人の負傷または病気の発生  など
  その他  上記以外の不適合事象  ・ 日常小修理  など

【原子力発電所における不適合事象の是正管理】

 原子力発電所では、設備の健全性を維持し、安全運転を継続するため、発電所設備の定期検査や運転中の巡視点検、定例試験、点検・修理等を行っております。その中で、「不適合」が発見された場合には、「不適合管理マニュアル」に基づき、必要な是正措置を講じることとしております。
 * 「不適合の定義」(JEAG4101-2000より)
   本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)

○ 不適合管理グレード分け(不適合管理委員会にて決定)
管理グレード 主な具体例
 As  ・法令、安全協定に基づく報告事象
 ・プラントの性能、安全性に重大な影響を与える事象
 A  ・保安規定に関わる不適合事象
 ・定期検査工程へ大きな影響を与える事象
 B  ・国の検査等で指摘を受けた不適合事象
 ・運転監視の強化が必要な事
 C  ・品質保証の要求事項に対する軽微な不適合事象
 D  ・通常のメンテナンス範囲内の事象
 対象外  ・消耗品の交換等の事象


(お問い合わせ)
 福島第二原子力発電所・広報部・企画広報グループ
 電 話 0240-25-1353



戻る

ページの先頭へ戻ります

公式アカウント:
  • 東京電力 公式Xアカウントのご案内ページへリンクします
  • facebook公式アカウントサイトへリンクします
  • Instagram公式アカウントサイトへリンクします
  • youtube公式アカウントサイトへリンクします
  • 東京電力 公式LINEアカウントのご案内ページへリンクします