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平成18年度 不適合管理委員会報告情報(平成19年1月18日分) |
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◆ 不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)を言います。法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障など、広い範囲の不具合事象が対象になります。 |
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平成19年1月18日(木)に不適合管理委員会で審査された不適合事象は、下記のとおりです。 |
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区分 3 : 1 件 |
No. |
号機等 |
不適合件名 |
グレード |
備 考 |
1 |
1号機 |
定格熱出力一定運転中の1号機において、1月16日頃より原子炉建屋2階原子炉冷却材浄化系ポンプ(A)室のダスト放射線モニタの指示値に緩やかな上昇傾向が確認されたため、調査を行ったところ当該ポンプ(A)の入口配管接続部より微量な水の滴下(約90cc)を確認した。滴下水を除去するとともに今後、原因を調査及び対策を実施 |
A |
・1月18日公表済 (PDF128.0kB) |
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その他 : 9 件 |
No. |
号機等 |
不適合件名 |
グレード |
備 考 |
1 |
3号機 |
水素注入系による原子炉への水素注入開始に伴う酸素注入操作時、試料採取系第1給水加熱器出口溶存酸素濃度計(DORS606)指示値が低め傾向にあることから、手分析による濃度測定を行った結果、手分析値との差異が認められたため、当該溶存酸素濃度検出器(DOE015)を点検 |
D |
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2 |
3号機 |
設備パトロールにおいて、主復水器連続洗浄装置ボール回収器(C1)入口切替弁(MO-F001C)のグランド部、及びボンネットフランジ部より水のにじみが認められたため、当該弁のにじみ部を点検 |
D |
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3 |
4号機 |
中央操作室制御盤(H13-P651)点検において、盤内冷却ファンの1台に異音の発生が認められたため、当該ファンを交換 |
D |
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4 |
4号機 |
中央操作室制御盤(H13-P836C)点検において、制御配線用端子台の1個に破損が認められたため、当該破損端子台の交換を検討 |
D |
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5 |
4号機 |
換気空調系廃棄物処理エリア排気ファン(B)において、同ファン(B)が停止中にもかかわらず逆転することが確認されたことから、調査を行った結果、出口ダンパ(AO-F023B)のパッキン不良が認められたため、当該ダンパーのパッキンの交換を検討 |
D |
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6 |
4号機 |
コントロール建屋換気空調系非常用電気品室空冷コンデンサーファン(D-4)用電動機点検において、負荷側軸受けケース、及び反負荷側軸受けケースの内径寸法、回転子軸の負荷側軸受け嵌め合い部外径寸法に判定値外れが認められたため、当該軸受ケース及び回転子軸の交換を検討 |
D |
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7 |
4号機 |
コントロール建屋換気空調系非常用A系電気品室冷凍機において、同A系冷凍機(A、C)の2台が「潤滑油圧力低」及び「冷水温度低」にて非常停止したため、調査及び対応検討 |
D |
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8 |
1.2号廃棄物 処理設備 |
高電導度廃液系濃縮機メンテナンスエリア濃縮装置用天井クレーン(10トン)年次点検の定期検査記録において、誤記(転記ミス)が認められたため、当該記録の誤記を訂正 |
D |
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9 |
補助ボイラー |
データ処理に関する調査、点検において、温度計器の点検記録2件に計器仕様(温度スパン)の誤記が認められたため、計測上影響がないことを確認した。今後、是正処置を実施 |
D |
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公表区分 |
事象の概要 |
主な具体例 |
区分1 |
法律に基づく報告事象等の重要な事象 |
・ 計画外の原子炉の停止
・ 発電所外への放射性物質の漏えい
・ 非常用炉心冷却系の作動
・ 火災の発生 など |
区分2 |
運転保守管理上、重要な事象 |
・ 安全上重要な機器等の軽度な故障
(技術基準に適合する場合)
・ 管理区域内の放射性物質の軽度な漏えい
・ 原子炉等への異物の混入 など |
区分3 |
運転保守管理情報の内、信頼性を確保
する観点から速やかに詳細を公表する |
・ 計画外の原子炉または発電機出力の軽度な変化
・ 原子炉の安全、運転に影響しない機器の故障
・ 主要パラメータの緩やかな変化
・ 人の負傷または病気の発生 など |
その他 |
上記以外の不適合事象 |
・ 日常小修理 など |
【原子力発電所における不適合事象の是正管理】
原子力発電所では、設備の健全性を維持し、安全運転を継続するため、発電所設備の定期検査や運転中の巡視点検、定例試験、点検・修理等を行っております。その中で、「不適合」が発見された場合には、「不適合管理マニュアル」に基づき、必要な是正措置を講じることとしております。
* 「不適合の定義」(JEAG4101-2000より)
本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)
○ 不適合管理グレード分け(不適合管理委員会にて決定)
管理グレード |
主な具体例 |
As |
・法令、安全協定に基づく報告事象
・プラントの性能、安全性に重大な影響を与える事象
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A |
・保安規定に関わる不適合事象
・定期検査工程へ大きな影響を与える事象 |
B |
・国の検査等で指摘を受けた不適合事象
・運転監視の強化が必要な事
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C |
・品質保証の要求事項に対する軽微な不適合事象 |
D |
・通常のメンテナンス範囲内の事象 |
対象外 |
・消耗品の交換等の事象 |
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(お問い合わせ)
福島第二原子力発電所・広報部・企画広報グループ
電 話 0240-25-1353 |
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