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平成18年度 不適合管理委員会報告情報(平成18年12月18日分) |
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◆ 不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)を言います。法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障など、広い範囲の不具合事象が対象になります。 |
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平成18年12月18日(月)に不適合管理委員会で審査された不適合事象は、下記のとおりです。 |
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その他 : 16 件 |
No. |
号機等 |
不適合件名 |
グレード |
備 考 |
1 |
1号機 |
設備監視において、気体廃棄物処理系の系統流量に動揺が発生(通常約15Nm3/hに対し13~17Nm3/h)したことから、確認したところ排ガス真空ポンプ(A)循環圧力制御弁(PCV-F037A)の開度にハンチングが認められたため、同圧力調整弁の動作不良が考えられるので、当該圧力調整弁の制御系を点検 |
D |
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2 |
1号機 |
設備パトロールにおいて、排気筒放射線モニタ(B)サンプルポンプ吸込フィルタの止めネジ1本の脱落が認められたため、当該フィルタ止めネジを取付 なお、当該ポンプ運転には問題なし |
D |
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3 |
2号機 |
高圧炉心スプレイ系ディーゼル発電設備給気ファン(A)点検において、ファン軸の反カップリング側軸受嵌め合い部外形寸法に判定値外れが認められたため、当該軸を補修 |
D |
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4 |
2号機 |
タービン建屋大物搬入口1階ジブクレーン(2ton)、及びタービン建屋搬入口ジブクレーン(2.8ton)点検において、同クレーン操作用ペンダントスイッチのケーブル引込部ブッシングに亀裂の発生が認められたため、当該ブッシングを交換 |
D |
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5 |
2号機 |
設備監視において、ジェットポンプ合計流量記録計(DP/FR-632)に指示値不良(スパイク状のハンチング)が認められたため、対応検討 |
D |
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6 |
2号機 |
設備監視において、加熱蒸気戻り系レシーバタンクに「水位高」表示が発生したことから、確認したところ凝縮水移送ポンプの起動/停止が設定値より高い水位で行われていることが確認されたことから、同ポンプ起動用液位スイッチ(LS-016)の設定ずれが考えられるため、当該液位スイッチの点検及び計装配管を清掃 |
D |
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7 |
3号機 |
設備パトロールにおいて、原子炉冷却材浄化系ポンプ(A)(B)の吐出配管2次ドレン弁(F050A、F050B(手動弁))の開度表示器に損傷(湾曲)、及び文字表示の不良が認められたため、調査及び対応検討 |
D |
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8 |
3号機 |
コントロール建屋換気空調系常用電気品室排気ファンの定例切替(B→A)時、停止側排気ファン(B系)の逆流防止ダンパ(B)に閉鎖不良(開固着)が認められたため、当該ダンパの交換を検討 |
D |
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9 |
3号機 |
設備監視において、サービス建屋換気空調系冷凍機膨張水槽に「水位高」表示が発生したことから、確認したところ同槽補給水弁(AO-F443)にシートリークが認められたため、当該補給水弁を点検 |
D |
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10 |
4号機 |
非常用ディーゼル発電設備冷却系(A系)熱交換器(A)点検時、同熱交換器淡水置換入口弁(F116A)にシートリークが認められたため、当該弁を点検 |
D |
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11 |
4号機 |
残留熱除去機器冷却海水系計装品点検において、温度試験点(TX-103A)の温度計取付座フランジシート面に腐食が認められたため、当該フランジを交換 |
D |
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12 |
4号機 |
残留熱除去機器冷却海水系(A系)配管点検において、配管内面のライニング(ポリエチレンライニング)の剥離が認められたため、調査及び対応検討 |
D |
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13 |
4号機 |
設備監視において、試料採取系の燃料プール冷却浄化系ろ過脱塩器(A)(B)に「出口導電率高」表示が発生したことから、確認したところ出口導電率記録計(CRS-610)に指示値不良(A系:ダウンスケール/B系:高め指示)が認められたため、調査、及び当該導電率記録計を点検 なお、プロセス計算機及び現場指示計に問題なし |
D |
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14 |
4号機 |
設備監視において、試料採取系の燃料プール冷却浄化系ろ過脱塩器に「入口導電率高」表示が発生したことから、確認したところ入口導電率記録計(CRS-609)に指示値不良(オーバースケール)が認められたため、調査、及び当該導電率記録計を点検 なお、プロセス計算機及び現場指示計に問題なし |
D |
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15 |
その他 |
一次水処理設備監視において、前処理装置スラッジブロー槽に「水位高」表示が発生したことから、確認したところ前処理装置の逆洗水を同槽に受け入れたことで、同槽の送泥ポンプ吐出配管が詰まり傾向となり、同槽への流入量が排出量を上回ったためと考えられるため、調査及び対応検討 |
D |
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16 |
その他 |
第3回原子力保安検査において、当社「原子力災害対策マニュアル」(二次マニュアル)に誤記がある旨、指導を受けたため、誤記を訂正 |
D |
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公表区分 |
事象の概要 |
主な具体例 |
区分1 |
法律に基づく報告事象等の重要な事象 |
・ 計画外の原子炉の停止
・ 発電所外への放射性物質の漏えい
・ 非常用炉心冷却系の作動
・ 火災の発生 など |
区分2 |
運転保守管理上、重要な事象 |
・ 安全上重要な機器等の軽度な故障
(技術基準に適合する場合)
・ 管理区域内の放射性物質の軽度な漏えい
・ 原子炉等への異物の混入 など |
区分3 |
運転保守管理情報の内、信頼性を確保
する観点から速やかに詳細を公表する |
・ 計画外の原子炉または発電機出力の軽度な変化
・ 原子炉の安全、運転に影響しない機器の故障
・ 主要パラメータの緩やかな変化
・ 人の負傷または病気の発生 など |
その他 |
上記以外の不適合事象 |
・ 日常小修理 など |
【原子力発電所における不適合事象の是正管理】
原子力発電所では、設備の健全性を維持し、安全運転を継続するため、発電所設備の定期検査や運転中の巡視点検、定例試験、点検・修理等を行っております。その中で、「不適合」が発見された場合には、「不適合管理マニュアル」に基づき、必要な是正措置を講じることとしております。
* 「不適合の定義」(JEAG4101-2000より)
本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)
○ 不適合管理グレード分け(不適合管理委員会にて決定)
管理グレード |
主な具体例 |
As |
・法令、安全協定に基づく報告事象
・プラントの性能、安全性に重大な影響を与える事象
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A |
・保安規定に関わる不適合事象
・定期検査工程へ大きな影響を与える事象 |
B |
・国の検査等で指摘を受けた不適合事象
・運転監視の強化が必要な事
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C |
・品質保証の要求事項に対する軽微な不適合事象 |
D |
・通常のメンテナンス範囲内の事象 |
対象外 |
・消耗品の交換等の事象 |
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(お問い合わせ)
福島第二原子力発電所・広報部・企画広報グループ
電 話 0240-25-1353 |
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