|
福島第二原子力発電所トップ
|
平成18年度 不適合管理委員会報告情報(平成18年12月4日分) |
|
|
|
◆ 不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)を言います。法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障など、広い範囲の不具合事象が対象になります。 |
|
平成18年12月4日(月)に不適合管理委員会で審査された不適合事象は、下記のとおりです。 |
|
|
|
|
その他 : 9 件 |
No. |
号機等 |
不適合件名 |
グレード |
備 考 |
1 |
3号機 |
タービン補機冷却系熱交換器(B)貝殻除去装置ブロー弁(MO-F008B)の開閉作動時、同弁の開側表示灯(赤)が不点灯であったことから確認したところ、同表示灯用ソケットの接触不良が考えられるため、調査及び対応検討 |
D |
|
2 |
3号機 |
設備パトロールにおいて、主復水器連続洗浄装置ボール循環ポンプ(C1)吐出配管ドレン弁(F512C)の入口側フランジ部のパッキンに一部損傷が認められたため、当該弁のパッキンを交換 なお、水の漏えいはなし |
D |
|
3 |
4号機 |
主タービン点検における低圧タービン(A)内部車室点検において、同車室下半のヒートバッフル止め金具(132箇所)に緩み、浸食が認められたため、当該止め金具を補修 |
D |
|
4 |
4号機 |
制御棒駆動機構点検における制御棒交換装置のボルト着脱機上昇操作時、同装置駆動用空気供給チューブが外れ、同交換装置が停止したことから、調査を行った結果、チューブ外れの原因は、当該ボルト着脱機上昇時空気供給チューブとの干渉及び空気供給圧力切替電磁弁の動作不良が考えられるため、当該制御棒交換装置の取替を検討 |
D |
|
5 |
4号機 |
制御棒駆動系水圧制御ユニットの窒素封入作業において、窒素容器2台(制御棒座標:30-59、06-43)の配管継手部に窒素の微少漏えい(かに泡程度)が認められたため、当該継手部を点検 |
D |
|
6 |
4号機 |
主復水器(A)抽気系配管の防熱板止め金具点検において、止め金具座金の押さえ不良(208箇所)、及び止め金具の浸食(665箇所)が認められたため、止め金具の交換及び座金押さえ部を補修 |
D |
|
7 |
4号機 |
原子炉補機冷却系第2中間ループ熱交換器(A)海水ドレン弁(F514A)点検において、弁体シートのライニングに変形、剥離、弁座シートのライニングに摩耗、変形、剥離が認められたため、当該弁を交換 |
D |
|
8 |
4号機 |
非常用ディーゼル発電設備(A系)ディーゼル機関の点検による燃料ハンドルロック時、同設備制御盤のディーゼル機関側ロックアウトリレー用操作スイッチ付近より異臭が発生したことから、確認したところ、同スイッチ端子部の配線に一部焦げ跡が認められたため、調査及び当該ロックアウトリレーを交換 |
D |
|
9 |
1.2号廃棄物 処理設備 |
廃棄物処理設備の電源設備480Vモーターコントロールセンター1WS-2(7D:廃棄物処理建屋 高電導度廃液系中和装置冷凍機)点検において、熱動継電器(黒相)の1台に故障(断線)が認められたため、当該熱動継電器を交換 |
D |
|
|
公表区分 |
事象の概要 |
主な具体例 |
区分1 |
法律に基づく報告事象等の重要な事象 |
・ 計画外の原子炉の停止
・ 発電所外への放射性物質の漏えい
・ 非常用炉心冷却系の作動
・ 火災の発生 など |
区分2 |
運転保守管理上、重要な事象 |
・ 安全上重要な機器等の軽度な故障
(技術基準に適合する場合)
・ 管理区域内の放射性物質の軽度な漏えい
・ 原子炉等への異物の混入 など |
区分3 |
運転保守管理情報の内、信頼性を確保
する観点から速やかに詳細を公表する |
・ 計画外の原子炉または発電機出力の軽度な変化
・ 原子炉の安全、運転に影響しない機器の故障
・ 主要パラメータの緩やかな変化
・ 人の負傷または病気の発生 など |
その他 |
上記以外の不適合事象 |
・ 日常小修理 など |
【原子力発電所における不適合事象の是正管理】
原子力発電所では、設備の健全性を維持し、安全運転を継続するため、発電所設備の定期検査や運転中の巡視点検、定例試験、点検・修理等を行っております。その中で、「不適合」が発見された場合には、「不適合管理マニュアル」に基づき、必要な是正措置を講じることとしております。
* 「不適合の定義」(JEAG4101-2000より)
本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)
○ 不適合管理グレード分け(不適合管理委員会にて決定)
管理グレード |
主な具体例 |
As |
・法令、安全協定に基づく報告事象
・プラントの性能、安全性に重大な影響を与える事象
|
A |
・保安規定に関わる不適合事象
・定期検査工程へ大きな影響を与える事象 |
B |
・国の検査等で指摘を受けた不適合事象
・運転監視の強化が必要な事
|
C |
・品質保証の要求事項に対する軽微な不適合事象 |
D |
・通常のメンテナンス範囲内の事象 |
対象外 |
・消耗品の交換等の事象 |
|
|
(お問い合わせ)
福島第二原子力発電所・広報部・企画広報グループ
電 話 0240-25-1353 |
|
|
|
|