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平成18年度 不適合管理委員会報告情報(平成18年11月21日分) |
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◆ 不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)を言います。法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障など、広い範囲の不具合事象が対象になります。 |
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平成18年11月21日(火)に不適合管理委員会で審査された不適合事象は、下記のとおりです。 |
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区分 3 : 1 件 |
No. |
号機等 |
不適合件名 |
グレード |
備 考 |
1 |
1号機 |
定格熱出力一定運転中の1号機において、11月21日午前9時44分頃、「B系原子炉自動スクラム」の警報が発生した。同警報は平均出力領域モニタに関連する信号により発生したものですが、関連するパラメータには異常がないことから、同日午前9時47分、同警報を解除した。
同警報発生時、当該モニタに係わる現場作業がなかったことから、当該モニタの誤動作によるものと考えられる。今後、原因を詳細に調査 |
A |
・11月22日公表済 (PDF62.1kB) |
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その他 : 17 件 |
No. |
号機等 |
不適合件名 |
グレード |
備 考 |
1 |
1号機 |
設備パトロールにおいて、屋外トレンチストームドレンサンプ(C)室床面に雨水の滴下(1滴/5秒)が認められたため、確認したところ同室上部ハッチの目地劣化による雨水の浸入であることが認められたため、当該雨水を除去、及びハッチを補修 |
D |
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2 |
2号機 |
取水設備スクリーン洗浄ポンプ(B)点検において、軸受メタル(中間メタル・ケーシングメタル)及びケーシングシャフトスリーブに判定値を逸脱する摩耗が認められたため、当該スリーブを交換 |
D |
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3 |
3号機 |
設備パトロールにおいて、屋外トレンチストームドレンサンプ(B)室床面に雨水の滴下(1滴/5秒)が認められたため、確認したところ同室入口螺旋階段上部ハッチの目地劣化による雨水の浸入であることが認められたため、当該雨水を除去、及びハッチを補修 |
D |
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4 |
3号機 |
設備パトロールによる主発電機コレクタリングのブラシ点検時、メモ用紙(A5用紙1枚)が誤ってコレクタリング冷却ファンに吸い込まれたため、発電機関連パラメータに異常ないことを確認、及び対応検討 |
D |
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5 |
4号機 |
原子炉圧力計(PI-025A、025B)点検において、指示値不良(ステックの発生)が認められたため、当該圧力計を交換 |
D |
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6 |
4号機 |
主発電機点検における第10軸受メタルの浸透探傷検査において、線状指示模様が認められたため、当該軸受メタルを補修 |
D |
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7 |
4号機 |
主発電機密封油真空ポンプ(A)用電動機点検において、負荷側及び反負荷側軸受ケースの内径寸法に判定値外れ、並びに出力軸のカップリング嵌め合い部外形寸法に判定値外れ、出力軸のギヤ固定用キー溝及びキーに変形が認められたため、当該出力軸を交換及び軸受ケースを補修 |
D |
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8 |
4号機 |
主発電機密封油真空ポンプ(B)用電動機点検において、負荷側軸受ケースの内径寸法に判定値外れが認められたため、当該軸受ケースを補修 |
D |
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9 |
4号機 |
タービン建屋加熱蒸気及び戻り系凝縮水移送ポンプ(B)点検において、同ポンプ主軸のシャフトスリーブに判定値を逸脱する摩耗が認められたため、当該シャフトスリーブを交換 |
D |
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10 |
4号機 |
タービン補機冷却系熱交換器(B)伝熱管の渦流探傷検査において、伝熱管3本の配管残存肉厚に判定値外れが認められたため、当該伝熱管を交換 |
D |
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11 |
4号機 |
補機冷却海水系海水配管(原子炉補機冷却第2中間ループ熱交換器海水側出口配管)の超音波探傷検査において、当該配管の一部に減肉が認められたため、配管内部を調査、及び減肉部を補修 |
D |
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12 |
4号機 |
主蒸気管/給水管修理工事に伴う原子炉建屋2階主蒸気管トンネル室における干渉対策時、主蒸気隔離弁漏えい検出弁2台(AO-F002B,F002D)のリミットスイッチ用ケーブル2本に損傷(被覆の変色、硬化)が認められたため、当該ケーブルの引き替え、及び布設ルートの変更を検討 |
D |
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13 |
4号機 |
主発電機点検におけるタービン側及びコレクタリング側のエンドブラケット上半、下半の組合せ確認時、同エンドブラケット合わせ目当たり範囲の判定値外れが認められたため、当該エンドブラケット合わせ目を修正 |
D |
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14 |
4号機 |
定期事業者検査「安全保護系設定値確認検査(その3)」実施において、同検査要領書の検査体制図に記載漏れが認められたため、検査体制図を訂正後に検査を再開 |
D |
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15 |
4号機 |
定期事業者検査「安全保護系設定値確認検査(その3)」実施時、検査要領書に記載漏れ(検査用機器名称)が認められたため、誤記を訂正後、検査を再開 |
D |
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16 |
4号機 |
制御棒駆動系水圧制御ユニットの逆止弁点検において、計7台(F114弁(1台)、F115弁(2台)、F137弁(4台))の弁体表面に傷(腐食または浸食と推定)が認められたため、当該弁体を交換 |
D |
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17 |
4号機 |
設備パトロールにおいて、原子炉冷却材再循環ポンプ可変周波数電源装置(B系)の現場配管2箇所(非常用油ポンプ(D)出口ライン、潤滑油ポンプ入口ライン)の配管番号に配管計装線図記載番号と相違のあることが認められたため、当該配管番号を訂正 |
D |
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公表区分 |
事象の概要 |
主な具体例 |
区分1 |
法律に基づく報告事象等の重要な事象 |
・ 計画外の原子炉の停止
・ 発電所外への放射性物質の漏えい
・ 非常用炉心冷却系の作動
・ 火災の発生 など |
区分2 |
運転保守管理上、重要な事象 |
・ 安全上重要な機器等の軽度な故障
(技術基準に適合する場合)
・ 管理区域内の放射性物質の軽度な漏えい
・ 原子炉等への異物の混入 など |
区分3 |
運転保守管理情報の内、信頼性を確保
する観点から速やかに詳細を公表する |
・ 計画外の原子炉または発電機出力の軽度な変化
・ 原子炉の安全、運転に影響しない機器の故障
・ 主要パラメータの緩やかな変化
・ 人の負傷または病気の発生 など |
その他 |
上記以外の不適合事象 |
・ 日常小修理 など |
【原子力発電所における不適合事象の是正管理】
原子力発電所では、設備の健全性を維持し、安全運転を継続するため、発電所設備の定期検査や運転中の巡視点検、定例試験、点検・修理等を行っております。その中で、「不適合」が発見された場合には、「不適合管理マニュアル」に基づき、必要な是正措置を講じることとしております。
* 「不適合の定義」(JEAG4101-2000より)
本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)
○ 不適合管理グレード分け(不適合管理委員会にて決定)
管理グレード |
主な具体例 |
As |
・法令、安全協定に基づく報告事象
・プラントの性能、安全性に重大な影響を与える事象
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A |
・保安規定に関わる不適合事象
・定期検査工程へ大きな影響を与える事象 |
B |
・国の検査等で指摘を受けた不適合事象
・運転監視の強化が必要な事
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C |
・品質保証の要求事項に対する軽微な不適合事象 |
D |
・通常のメンテナンス範囲内の事象 |
対象外 |
・消耗品の交換等の事象 |
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(お問い合わせ)
福島第二原子力発電所・広報部・企画広報グループ
電 話 0240-25-1353 |
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