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平成18年度 不適合管理委員会報告情報(平成18年11月7日分) |
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◆ 不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)を言います。法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障など、広い範囲の不具合事象が対象になります。 |
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平成18年11月7日(火)に不適合管理委員会で審査された不適合事象は、下記のとおりです。 |
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その他 : 13 件 |
No. |
号機等 |
不適合件名 |
グレード |
備 考 |
1 |
1号機 |
設備パトロールにおいて、原子炉圧力容器表面温度記録計(TRS653)記録用紙ガイドの破損が認められたため、当該記録計を点検 なお、記録計機能には影響なし |
D |
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2 |
1号機 |
原子炉建屋6階フロア監視用ITVカメラ操作時、同ITVカメラの動作不良(上下動作)が認められたため、調査及び対応検討 |
D |
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3 |
2号機 |
タービン補機冷却系熱交換器(C)用電解鉄イオン供給管の流量検出配管の排水作業時、同検出配管ベント弁(F596)が詰まり傾向にあることが認められたため、当該配管の清掃及びベント弁を点検 |
D |
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4 |
2号機 |
タービン補機冷却系熱交換器(C)用電解鉄イオン供給管の流量検出配管の排水作業時、同検出配管ドレン弁(F595)に詰まりが認められたため、当該配管の清掃及びベント弁を点検 |
D |
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5 |
3号機 |
水素ガス乾燥器再生操作時、同ガス乾燥機真空引き入口弁(F053)の出口側接続部より水素ガスの微少漏えいが認められたため、当該弁接続部を補修 |
D |
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6 |
3号機 |
設備パトロールにおいて、換気空調補機冷却系主冷水ポンプ(C)のグランドリーク水量が多い(鉛筆芯3本程度)ことが認められたため、当該グランド部を増締め |
対象外 |
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7 |
4号機 |
圧力抑制室内ストレーナ交換作業において、ストレーナ5台の機器番号(刻印)が取付ボルト座金により一部確認出来なくなることが認められたため、対応を検討 |
対象外 |
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8 |
4号機 |
コントロール建屋中央制御室換気空調系中央制御室ブースタファン(A)点検において、ファン軸のファン嵌め合い部、ファン側軸受け嵌め合い部外形寸法、並びに電動機カップリングの内径寸法に判定値外れが認められたため、当該軸の交換を検討 |
D |
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9 |
4号機 |
主蒸気ドレン外側隔離弁の弁グランド部漏えい処理系ライン元弁(F506)点検において、同弁弁体シート面に微少な割れの発生が認められたため、当該弁の交換を検討 |
D |
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10 |
4号機 |
タービン補機冷却系熱交換器(A、B、C)の淡水置換水入口弁3台(F021A,B,C)の点検において、弁体、弁箱内部に腐食、弁座(リップ部)に摩耗が認められたため、当該弁一式の交換を検討 |
D |
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11 |
4号機 |
主復水器(A-1)の伝熱管点検において、伝熱管1本に浸食が認められたため、当該伝熱管に閉止栓を取付 |
D |
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12 |
4号機 |
原子炉補機冷却系第2中間ループ冷却水の燃料プール冷却浄化系熱交換器(B)出口弁(MO-F218B)開閉動作試験時、同弁の「開側」制御回路に制御展開接続図との相違が認められたため、調査及び対応検討 なお、同弁の機能上に問題なし |
D |
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13 |
4号機 |
計装用圧縮空気系空気貯槽点検のための安全隔離作業時、同空気貯槽ドレン排出に時間を要したことから、ドレン排出ラインのドレントラップ(D504)の動作不良が考えられるため、当該ドレントラップを点検 |
D |
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公表区分 |
事象の概要 |
主な具体例 |
区分1 |
法律に基づく報告事象等の重要な事象 |
・ 計画外の原子炉の停止
・ 発電所外への放射性物質の漏えい
・ 非常用炉心冷却系の作動
・ 火災の発生 など |
区分2 |
運転保守管理上、重要な事象 |
・ 安全上重要な機器等の軽度な故障
(技術基準に適合する場合)
・ 管理区域内の放射性物質の軽度な漏えい
・ 原子炉等への異物の混入 など |
区分3 |
運転保守管理情報の内、信頼性を確保
する観点から速やかに詳細を公表する |
・ 計画外の原子炉または発電機出力の軽度な変化
・ 原子炉の安全、運転に影響しない機器の故障
・ 主要パラメータの緩やかな変化
・ 人の負傷または病気の発生 など |
その他 |
上記以外の不適合事象 |
・ 日常小修理 など |
【原子力発電所における不適合事象の是正管理】
原子力発電所では、設備の健全性を維持し、安全運転を継続するため、発電所設備の定期検査や運転中の巡視点検、定例試験、点検・修理等を行っております。その中で、「不適合」が発見された場合には、「不適合管理マニュアル」に基づき、必要な是正措置を講じることとしております。
* 「不適合の定義」(JEAG4101-2000より)
本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)
○ 不適合管理グレード分け(不適合管理委員会にて決定)
管理グレード |
主な具体例 |
As |
・法令、安全協定に基づく報告事象
・プラントの性能、安全性に重大な影響を与える事象
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A |
・保安規定に関わる不適合事象
・定期検査工程へ大きな影響を与える事象 |
B |
・国の検査等で指摘を受けた不適合事象
・運転監視の強化が必要な事
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C |
・品質保証の要求事項に対する軽微な不適合事象 |
D |
・通常のメンテナンス範囲内の事象 |
対象外 |
・消耗品の交換等の事象 |
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(お問い合わせ)
福島第二原子力発電所・広報部・企画広報グループ
電 話 0240-25-1353 |
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