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平成18年度 不適合管理委員会報告情報(平成18年10月2日分) |
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◆ 不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)を言います。法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障など、広い範囲の不具合事象が対象になります。 |
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平成18年10月2日(月)に不適合管理委員会で審査された不適合事象は、下記のとおりです。 |
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その他 : 10 件 |
No. |
号機等 |
不適合件名 |
グレード |
備 考 |
1 |
1号機 |
設備パトロールにおいて、残留熱除去系ポンプ(A)用電動機の上部軸受け潤滑油液位ゲージの排出弁グランド部に油の漏えい(漏えい量:約30cc)が認められたため、漏えいした油を汚染検査(汚染なし)後除去、及び受け容器を設置並びに当該弁グランド部を点検 |
D |
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2 |
1号機 |
設備監視時、ドライウェル圧力が低下傾向を示したことから、確認したところ原子炉隔離時冷却系ポンプ駆動用タービン排気逆止弁(F014)のシートリークが考えられるため、当該逆止弁の点検を検討 |
D |
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3 |
2号機 |
タービン駆動原子炉給水ポンプ(A)振動記録計(VBR-921A)の記録用紙交換時、同記録計の部品(記録用紙押さえ)を破損させたため、当該記録計の部品を交換 なお、記録計機能には影響なし |
D |
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4 |
3号機 |
事故後サンプリング設備の定例試験によるサンプル採取工程において、「事故後サンプリング設備 異常」表示が発生したため、調査及び対応検討 |
D |
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5 |
3号機 |
原子炉補機冷却系第2中間ループ熱交換器(A)の淡水側排水作業に伴う出口配管側ドレン弁(F609A-1)開操作時、同弁の弁棒を折損させたため、当該ドレン弁を交換 |
D |
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6 |
3号機 |
主発電機水素ガス冷却装置用水素ガスボンベの切替(北側ラック→南側ラック)時、水素ガスボンベ出口弁(F070-24)と出口配管との接続部より水素ガスの微少漏洩が認められたため、 当該接続部を補修 |
D |
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7 |
4号機 |
主復水器連続洗浄装置点検において、貝・ボール分離装置の貝・異物排出弁(MO-F019F) 用駆動電動機のケーブル端子箱に破損が認められたため、当該端子箱を交換 |
D |
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8 |
4号機 |
防護区域内海水ヤードで車両を移動させた際、屋外水銀灯安定器盤に接触させ、同盤の一部を破損させたため、当該安定器盤を補修 なお、けが人なし |
D |
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9 |
4号機 |
活性炭式ガスホールドアップ装置脱湿塔(A)冷却空気入口弁(AO-F102A)駆動部点検において、同弁制御ケーブル用フレキシブル電線管の接続金具の破損が認められたため、当該フレキシブル電線管及び接続金具を交換 |
D |
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10 |
4号機 |
主蒸気系主蒸気隔離弁(AO-F002C)点検において、同弁のオイルシリンダー部から、微少な油にじみが認められたため、当該シリンダー部を点検 |
D |
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公表区分 |
事象の概要 |
主な具体例 |
区分1 |
法律に基づく報告事象等の重要な事象 |
・ 計画外の原子炉の停止
・ 発電所外への放射性物質の漏えい
・ 非常用炉心冷却系の作動
・ 火災の発生 など |
区分2 |
運転保守管理上、重要な事象 |
・ 安全上重要な機器等の軽度な故障
(技術基準に適合する場合)
・ 管理区域内の放射性物質の軽度な漏えい
・ 原子炉等への異物の混入 など |
区分3 |
運転保守管理情報の内、信頼性を確保
する観点から速やかに詳細を公表する |
・ 計画外の原子炉または発電機出力の軽度な変化
・ 原子炉の安全、運転に影響しない機器の故障
・ 主要パラメータの緩やかな変化
・ 人の負傷または病気の発生 など |
その他 |
上記以外の不適合事象 |
・ 日常小修理 など |
【原子力発電所における不適合事象の是正管理】
原子力発電所では、設備の健全性を維持し、安全運転を継続するため、発電所設備の定期検査や運転中の巡視点検、定例試験、点検・修理等を行っております。その中で、「不適合」が発見された場合には、「不適合管理マニュアル」に基づき、必要な是正措置を講じることとしております。
* 「不適合の定義」(JEAG4101-2000より)
本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)
○ 不適合管理グレード分け(不適合管理委員会にて決定)
管理グレード |
主な具体例 |
As |
・法令、安全協定に基づく報告事象
・プラントの性能、安全性に重大な影響を与える事象
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A |
・保安規定に関わる不適合事象
・定期検査工程へ大きな影響を与える事象 |
B |
・国の検査等で指摘を受けた不適合事象
・運転監視の強化が必要な事
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C |
・品質保証の要求事項に対する軽微な不適合事象 |
D |
・通常のメンテナンス範囲内の事象 |
対象外 | ・消耗品の交換等の事象 |
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(お問い合わせ)
福島第二原子力発電所・広報部・企画広報グループ
電 話 0240-25-1353 |
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