|
福島第二原子力発電所トップ
|
平成18年度 不適合管理委員会報告情報(平成18年8月11日分) |
|
|
|
◆ 不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)を言います。法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障など、広い範囲の不具合事象が対象になります。 |
|
平成18年8月11日(金)に不適合管理委員会で審査された不適合事象は、下記のとおりです。 |
|
|
|
|
その他 : 7 件 |
No. |
号機等 |
不適合件名 |
グレード |
備 考 |
1 |
1号機 |
タービン建屋225ton天井クレーン点検時、走行装置用電動機(東側)の走行装置用ブレーキプーリーを変形させたため、当該ブレーキプーリーを補修 |
D |
|
2 |
1号機 |
取水設備トラベリングスクリーン(C)洗浄水圧力計(PI901C)点検時、同圧力計圧力検出配管ねじ込み部が破損したため、当該圧力計を交換 |
D |
|
3 |
4号機 |
残留熱除去系(B系)定例試験による残留熱除去機器冷却系(B系)調圧タンク(B)の液位調節時、純水流量積算計が逆転したことから、残留熱除去機器冷却系(B)/純水補給水系供給逆止弁(F027B)の動作不良が考えられるため、対応検討 |
D |
|
4 |
4号機 |
残留熱除去系(B系)定例試験時、残留熱除去機器冷却系(B系)調圧タンク(B)液位調節弁(AO-F025B)及び(AO-F132B)に頻繁な開閉動作が認められたことから、圧力スイッチ(PS611B)を点検 |
D |
|
5 |
4号機 |
制御棒位置パターン調整後の制御棒価値ミニマイザー(制御棒位置監視装置)へのデータ入力時、カードリーダエミュレータ(B16)の動作不良が認められたため、当該、カードリーダエミュレータを交換 |
D |
|
6 |
補助ボイラー |
補助ボイラー(C)の蒸気しゃ断弁(C)(MO-F2035C)点検において、弁体にブローホールの発生が認められたため、対応検討 |
D |
|
7 |
補助ボイラー |
補助ボイラー(C)のブローダウン弁(No.2)(AO-F2025C)作動試験時、同弁アクチュエータ及び空気元弁より空気の微少漏えいが認められたため、当該アクチュエータ及び空気元弁を補修 |
D |
|
|
公表区分 |
事象の概要 |
主な具体例 |
区分1 |
法律に基づく報告事象等の重要な事象 |
・ 計画外の原子炉の停止
・ 発電所外への放射性物質の漏えい
・ 非常用炉心冷却系の作動
・ 火災の発生 など |
区分2 |
運転保守管理上、重要な事象 |
・ 安全上重要な機器等の軽度な故障
(技術基準に適合する場合)
・ 管理区域内の放射性物質の軽度な漏えい
・ 原子炉等への異物の混入 など |
区分3 |
運転保守管理情報の内、信頼性を確保
する観点から速やかに詳細を公表する |
・ 計画外の原子炉または発電機出力の軽度な変化
・ 原子炉の安全、運転に影響しない機器の故障
・ 主要パラメータの緩やかな変化
・ 人の負傷または病気の発生 など |
その他 |
上記以外の不適合事象 |
・ 日常小修理 など |
【原子力発電所における不適合事象の是正管理】
原子力発電所では、設備の健全性を維持し、安全運転を継続するため、発電所設備の定期検査や運転中の巡視点検、定例試験、点検・修理等を行っております。その中で、「不適合」が発見された場合には、「不適合管理マニュアル」に基づき、必要な是正措置を講じることとしております。
* 「不適合の定義」(JEAG4101-2000より)
本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)
○ 不適合管理グレード分け(不適合管理委員会にて決定)
管理グレード |
主な具体例 |
As |
・法令、安全協定に基づく報告事象
・プラントの性能、安全性に重大な影響を与える事象
|
A |
・保安規定に関わる不適合事象
・定期検査工程へ大きな影響を与える事象 |
B |
・国の検査等で指摘を受けた不適合事象
・運転監視の強化が必要な事
|
C |
・品質保証の要求事項に対する軽微な不適合事象 |
D |
・通常のメンテナンス範囲内の事象 |
対象外 | ・消耗品の交換等の事象 |
|
|
(お問い合わせ)
福島第二原子力発電所・広報部・企画広報グループ
電 話 0240-25-1353 |
|
|
|
|