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平成18年度 不適合管理委員会報告情報(平成18年6月27日分)

◆ 不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)を言います。法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障など、広い範囲の不具合事象が対象になります。
平成18年6月27日(火)に不適合管理委員会で審議された不適合事象は、下記のとおりです。

[ 凡 例 ]
公表区分 事象の概要 主な具体例
区分 1 法律に基づく報告事象等の重要な事象  ・ 計画外の原子炉の停止
 ・ 発電所外への放射性物質の漏えい
 ・ 非常用炉心冷却系の作動
 ・ 火災の発生  など
区分 2 運転保守管理上、重要な事象  ・ 安全上重要な機器等の軽度な故障
   (技術基準に適合する場合)
 ・ 管理区域内の放射性物質の軽度な漏えい
 ・ 原子炉等への異物の混入  など
区分 3 運転保守管理情報の内、信頼性を確保する観点からすみやかに詳細を公表する事象  ・ 計画外の原子炉または発電機出力の軽度な変化
 ・ 原子炉の安全、運転に影響しない機器の故障
 ・ 主要パラメータの緩やかな変化
 ・ 人の負傷または病気の発生  など
その他 上記以外の不適合事象  ・ 日常小修理  など



   区分 1 : 該当なし

   区分 2 : 該当なし

   区分 3 : 該当なし

   その他
No. 号機等 不適合件名 備 考
1 1号機 残留熱除去系(B系)の安全隔離実施時に、残留熱除去系ポンプ(B)の封水止め弁(F040B)のシートリークが認められたため、弁を点検  
2 1号機 非常用ディーゼル発電設備(A系)燃料油供給配管ストレーナ出口圧力計元弁(F787A)の「開」操作時、弁棒に塗布されている腐食防止用塗装の固着により操作が出来なかったため、当該弁の弁棒とハンドルを交換  
3 1号機 設備パトロールにおいて、加熱蒸気及び戻り系出口ラインベント弁(F3813)の銘板に弁番号の記載間違いが認められたため、当該銘板を交換  
4 1号機 定期事業者検査「原子炉保護系インターロック機能検査(その5)」実施中において、検査要領書(検査ブロック図・判定基準)に誤記が認められたため、検査を中断、要領書を改訂後に改めて検査をやり直し  
5 3号機 原子炉建屋125ton天井クレーン使用時に、クレーン無線操作装置が充電不良であったことから調査を行ったところ無線操作装置用充電器の故障が認められたため、当該充電器を交換  
6 3号機 設備パトロールにおいて、非放射性ドレン移送系原子炉建屋付属棟ストームドレンサンプ(B)ポンプが同サンプ液位「低」にも係わらず停止していないことが認められたため、当該液位スイッチを点検  
7 4号機 設備パトロールにおいて、主復水器連続洗浄装置貝・ボール分離装置ベント弁(SO-F525F)が「開」にも係わらず「開」表示灯(赤)の不点灯が認められたため、当該ベント弁開閉表示用リミットスイッチを点検  

(お問い合わせ)
 福島第二原子力発電所・広報部・企画広報グループ
 電 話 0240-25-1353



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