不適合管理委員会報告情報（平成18年6月1日分）｜原子力

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平成１８年度不適合管理委員会報告情報（平成１８年６月１日分）

◆ 不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為（判断）とは異なる行為（判断）を言います。法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障など、広い範囲の不具合事象が対象になります。

平成18年6月1日（木）に不適合管理委員会で審議された不適合事象は、下記のとおりです。

[ 凡　例 ]

公表区分	事象の概要	主な具体例
区分１	法律に基づく報告事象等の重要な事象	・計画外の原子炉の停止　・発電所外への放射性物質の漏えい　・非常用炉心冷却系の作動　・火災の発生　　など
区分２	運転保守管理上、重要な事象	・安全上重要な機器等の軽度な故障　　（技術基準に適合する場合）　・管理区域内の放射性物質の軽度な漏えい　・原子炉等への異物の混入　　など
区分３	運転保守管理情報の内、信頼性を確保する観点からすみやかに詳細を公表する事象	・計画外の原子炉または発電機出力の軽度な変化　・原子炉の安全、運転に影響しない機器の故障　・主要パラメータの緩やかな変化　・人の負傷または病気の発生　　など
その他	上記以外の不適合事象	・日常小修理　　など

　　区分１　：　該当なし

　　区分２　：　該当なし

　　区分３　：　該当なし

その他
No.	号機等	不適合件名	備　考
1	1号機	タービン補機冷却系ポンプ（Ｃ）試運転時の吐出圧力計（PI013C）において、指示値不良が認められたため、当該圧力計を点検
2	1号機	原子炉建屋換気空調系の給気加熱器温度調節器（TIC003）及び給気温度指示計（TIS002）点検時、当該計器の検出部固定用ベースの不良が認められたため、当該固定用ベースを補修
3	1号機	原子炉隔離時冷却系ポンプ駆動用タービンの点検において、調速機（ＥＧＲ）の信号コネクタに絶縁不良が認められたため、当該部品を交換
4	1号機	タービン補機冷却系熱交換器（Ｄ）貝殻除去装置ドレン管点検において、排水座フランジ復旧時にドレン配管側フランジが破損したため、当該フランジを交換
5	1号機	活性炭ホールドアップ建屋換気空調系送風機（B）用電動機点検において、反負荷側軸受ケース内径寸法に判定値外れが認められたため、対応検討
6	1号機	定期事業者検査要領書「原子炉保護系インターロック機能検査（その２）」において、誤記が認められたため、誤記を訂正
7	1号機	可燃性ガス濃度制御系の点検において、再循環流量調節弁Ｂ（MO-F004B）の駆動部とフレキシブル電線管との接続部より油のにじみが認められたため、調査及び対応検討
8	2号機	制御棒駆動機構部（34-19）に「温度高」表示の発生が認められたため、当該制御棒の温度検出器（TE030）を点検
9	3号機	設備パトロールにおいて、原子炉冷却材浄化系循環ポンプ出口温度指示値（TRS601）にオーバースケールが認められたため、当該温度検出器（TE005）を点検
10	4号機	3.4号機工具管理センターにおいて、ダイヤルゲージ１台に校正結果、不合格が認められたため、当該ダイヤルゲージを補修及び再校正
11	4号機	3.4号機工具管理センターにおいて、クランプオンテスター１台に校正結果、不合格が認められたため、当該クランプオンテスターを補修及び再校正
12	その他	一次水処理設備において、排水系計器電極回路の漏電しゃ断機（回路No.112）の動作が認められたため、調査及び対応検討
13	その他	平成16年度，平成17年度の「放射線業務従事者線量等報告書」において、使用済燃料燃料装填に伴うチャンネルボックスの減少量に誤記が認められたため、対応検討

（お問い合わせ）
福島第二原子力発電所・広報部・企画広報グループ
電　話　０２４０－２５－１３５３