|
福島第二原子力発電所トップ
|
平成18年度 不適合管理委員会報告情報(平成18年5月31日分) |
|
|
|
◆ 不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)を言います。法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障など、広い範囲の不具合事象が対象になります。 |
|
平成18年5月31日(水)に不適合管理委員会で審議された不適合事象は、下記のとおりです。 |
|
|
公表区分 |
事象の概要 |
主な具体例 |
区分 1 |
法律に基づく報告事象等の重要な事象 |
・ 計画外の原子炉の停止
・ 発電所外への放射性物質の漏えい
・ 非常用炉心冷却系の作動
・ 火災の発生 など |
区分 2 |
運転保守管理上、重要な事象 |
・ 安全上重要な機器等の軽度な故障
(技術基準に適合する場合)
・ 管理区域内の放射性物質の軽度な漏えい
・ 原子炉等への異物の混入 など |
区分 3 |
運転保守管理情報の内、信頼性を確保する観点からすみやかに詳細を公表する事象 |
・ 計画外の原子炉または発電機出力の軽度な変化
・ 原子炉の安全、運転に影響しない機器の故障
・ 主要パラメータの緩やかな変化
・ 人の負傷または病気の発生 など |
その他 |
上記以外の不適合事象 |
・ 日常小修理 など |
|
|
|
区分 2 : 1 件 |
No. |
号機等 |
不適合件名 |
備 考 |
1 |
3号機 |
定格熱出力一定運転中において、5月31日、非常用ディーゼル発電機(3A)の定例試験を実施したところ、発電機地絡を示す警報発生が認められたため、保安規定第60条に定める「動作可能」でない(運転上の制限の逸脱)と判断し、保安規定に基づき、残り2台の非常用ディーゼル発電機、及び原子炉隔離時冷却系が正常に作動することを確認、今後、原因を調査 |
・5月31日公表済 |
|
|
その他 |
No. |
号機等 |
不適合件名 |
備 考 |
1 |
1号機 |
高圧復水ポンプ(A)用電動機点検において、当該電動機用スペースヒーター(機内除湿用)の取付座に位置ずれが認められたため、当該スペースヒーター取り付け座を交換 |
|
2 |
1号機 |
復水ろ過装置プリコートタンク攪拌機(B)用電動機点検において、負荷側及び反負荷側の軸受ケース内径寸法、回転子軸の負荷側及び反負荷側の軸受嵌め合い部外径寸法に判定値外れが認められたため、対応検討 |
|
3 |
1号機 |
電気油圧式制御装置(EHC)スペースヒータファン(B)用電動機点検において、負荷側及び反負荷側の軸受ケース内径寸法、回転子軸のファン嵌め合い部外径寸法に判定値外れが認められたため、対応検討 |
|
4 |
1号機 |
原子炉補機冷却系第2ルールポンプ(B)用電動機点検において、回転子のワニス剥離及び錆の発生が認められたため、当該回転子の錆除去及びワニス塗装 |
|
5 |
1号機 |
補機冷却海水系の点検対象弁確認時に、原子炉補機冷却第二中間ループ熱交換器(A)水室逃し弁(F017A)の銘板に系統番号の間違いが認められたため、弁銘板を交換 |
|
6 |
1号機 |
定期事業者検査要領書「非常用ガス処理系フィルタ性能検査」において、誤記が認められたため、誤記を訂正 |
|
7 |
2号機 |
運転中において、LPRM(局部出力領域モニタ)40-41Bに指示上昇が認められたため、当該モニタをバイパス(除外) |
|
8 |
4号機 |
設備パトロールにおいて、タービン補機冷却系サージタンクの水位が低下傾向にあるため、タービン補機冷却系熱交換器を(A)から(B)に切り替えたところ、水位低下が止まることから熱交換器(A)の伝熱管に漏洩があると認められたため、熱交換器(A)を補修 |
|
|
(お問い合わせ)
福島第二原子力発電所・広報部・企画広報グループ
電 話 0240-25-1353 |
|
|
|
|