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平成18年度 不適合管理委員会報告情報(平成18年5月26日分)

◆ 不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為(判断)とは異なる行為(判断)を言います。法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障など、広い範囲の不具合事象が対象になります。
平成18年5月26日(金)に不適合管理委員会で審議された不適合事象は、下記のとおりです。

[ 凡 例 ]
公表区分 事象の概要 主な具体例
区分 1 法律に基づく報告事象等の重要な事象  ・ 計画外の原子炉の停止
 ・ 発電所外への放射性物質の漏えい
 ・ 非常用炉心冷却系の作動
 ・ 火災の発生  など
区分 2 運転保守管理上、重要な事象  ・ 安全上重要な機器等の軽度な故障
  (技術基準に適合する場合)
 ・ 管理区域内の放射性物質の軽度な漏えい
 ・ 原子炉等への異物の混入  など
区分 3 運転保守管理情報の内、信頼性を確保する観点からすみやかに詳細を公表する事象  ・ 計画外の原子炉または発電機出力の軽度な変化
 ・ 原子炉の安全、運転に影響しない機器の故障
 ・ 主要パラメータの緩やかな変化
 ・ 人の負傷または病気の発生  など
その他 上記以外の不適合事象  ・ 日常小修理  など



   区分 1 : 該当なし

   区分 2 : 該当なし

   区分 3 : 該当なし

   その他
No. 号機等 不適合件名 備 考
1 1号機 サービス建屋換気空調系蒸気発生器補給水電磁弁(F466)の動作試験において、電磁弁動作電流値に定格値超えが認められたため、当該電磁弁を点検  
2 1号機 「第18回定期事業者検査申請書類」において、誤記が認められたため、誤記を訂正し、変更申請を実施  
3 1号機 タービン建屋地下1階低圧復水ポンプ(C)室におけるチェーンブロック(荷役運搬具)移動作業時、同室の照明器具(蛍光灯)を破損させたため、当該蛍光灯を補修  
4 1号機 タービン建屋内主蒸気系配管用油圧式防振器の点検において、13台の油圧式防振器の部品(軸受・リーマピン)に摩耗が認められたため、当該部品を交換  
5 1号機 所内電源設備6.9kVメタクラ(高圧閉鎖配電盤)1B-2キュービクルNo.9点検時、保護継電器リセット用押しボタンスイッチの破損が認められたため、当該スイッチを交換  
6 1号機 給水系給水加熱器伝熱管の渦流探傷検査において、第2給水加熱器(A)の伝熱管に2本、第3給水加熱器(A)の伝熱管に3本の残肉率の判定値(残肉率60%以上)外れが認められたため、当該伝熱管に閉止栓取付  
7 1号機 原子炉手動制御系に「原子炉手動制御系制御棒位置表示系軽故障」、制御棒位置指示装置に「制御棒(座標:22-23)PIP(位置指示用検出器)異常」表示の発生が認められたため、当該制御棒の位置指示用検出器を交換  
8 4号機 タービン潤滑油系ジャッキング油ポンプ(第2軸受)の吐出圧力スイッチ(PS-074A)点検において、動作不良が認められたため、調査及び対応検討  
9 4号機 エリア放射線モニタ系エリア放射線モニタ記録計(RR601)において、記録用紙への印字不良(ch.10(制御棒駆動装置補修室))が認められたため、調査及び対応検討  
10 1.2号廃棄物
処理設備
設備パトロール時、海水熱交換器建屋地下1階の廃棄物処理補機冷却系熱交換器(B)(点検停止中)の海水側配管の空気ベント配管との取合いフランジ部より海水の微少漏えいが認められたため、漏えい水除去及び当該フランジ部を点検  
11 3.4号廃棄物
処理設備
原子炉冷却材浄化系使用済樹脂沈降分離槽(A)点検のための槽内樹脂移送作業時に、当該沈降分離槽内でガスケット1枚、ビニールシート片1枚を確認したため、ガスケット1枚とビニールシート1枚を回収及び対応検討  

(お問い合わせ)
福島第二原子力発電所・広報部・企画広報グループ
電 話 0240-25-1353




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