不適合管理委員会報告情報（平成18年5月22日分）｜原子力

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平成１８年度不適合管理委員会報告情報（平成１８年５月２２日分）

◆ 不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為（判断）とは異なる行為（判断）を言います。法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障など、広い範囲の不具合事象が対象になります。

平成18年5月22日（月）に不適合管理委員会で審議された不適合事象は、下記のとおりです。

[ 凡　例 ]

公表区分	事象の概要	主な具体例
区分１	法律に基づく報告事象等の重要な事象	・計画外の原子炉の停止　・発電所外への放射性物質の漏えい　・非常用炉心冷却系の作動　・火災の発生　　など
区分２	運転保守管理上、重要な事象	・安全上重要な機器等の軽度な故障　　（技術基準に適合する場合）　・管理区域内の放射性物質の軽度な漏えい　・原子炉等への異物の混入　　など
区分３	運転保守管理情報の内、信頼性を確保する観点からすみやかに詳細を公表する事象	・計画外の原子炉または発電機出力の軽度な変化　・原子炉の安全、運転に影響しない機器の故障　・主要パラメータの緩やかな変化　・人の負傷または病気の発生　　など
その他	上記以外の不適合事象	・日常小修理　　など

　　区分１　：　該当なし

　　区分２　：　該当なし

　　区分３　：　該当なし

その他
No.	号機等	不適合件名	備　考
1	1号機	タービン建屋換気空調系排気ダクト点検において、タービン建屋地下１階南西側通路のダクトの一部に破損が認められたため、当該破損部を補修
2	1号機	制御棒駆動水圧系水圧制御ユニットアキュムレータ水位スイッチ点検において、当該スイッチ６台（制御棒座標：38-35・38-55・38-59・58-23・58-35・58-43）に動作不良が認められたため、当該スイッチを交換
3	1号機	復水器（Ｂ）器内圧力計（PT034B）（真空度計）点検において、校正前誤差が計器精度（0.2%）の約１０倍を超えていることが認められたため、当該圧力計を補修
4	1号機	給水系給水ライン逆止弁（Ａ）及び（Ｂ）の各リミットスイッチ（AO-F051A,B）交換時、ケーブル端子の絶縁キャップの破損が認められたため、当該端子を補修
5	1号機	原子炉冷却材浄化系ろ過脱塩器（Ａ）出口ストレーナ逆洗水入口第２弁（AO-F065C）の点検において、駆動用空気供給配管に折損が認められたため、当該配管を交換
6	1号機	非常用ガス処理系隔離弁（Ｂ）（MO-F002B）のリミトルク点検において、リミットスイッチロータ取付部に微少な割れが認められたため、当該リミットスイッチを交換
7	2号機	タービン建屋補機冷却系熱交換器（Ａ）伝熱管の渦流探傷検査において、伝熱管２本に判定値（残肉率５０％以上）外れが認められたため、当該伝熱管に閉止栓取付
8	2号機	ほう酸水注入系ほう酸水注入ポンプ（Ｂ）起動試験後のテスト弁(F010)全開操作時に、当該弁が全開位置であるにも係わらず開閉表示灯が両点灯したため、現場確認を行ったところ全開検出用リミットスイッチの取付位置にずれが認められたため、当該リミットスイッチの取付位置を調整
9	3号機	取水設備洗浄用接点付き圧力計（PIS001）の安全処置実施時、制御用配線端子台取付のケーブル端子番号表示札の劣化及び端子の腐食が認められたため、当該端子台を補修
10	4号機	タービングランド蒸気系において、グランド蒸気圧力指示調節計（Ａ）（PIC-631）及び（Ｂ）（PIC-632）において、指示値不良（ハンチング）が認められたため、調査及び対応検討
11	4号機	主タービン発電機軸偏心記録計（R-606）において、指示値不良（ハンチング）が認められたため、調査及び対応検討
12	4号機	タービン潤滑油系第２軸受ジャッキング油ポンプNo.１において、当該ポンプ吐出圧力を監視している「正常表示ランプ」が点滅（油圧力が正常時点灯、低下時消灯）したため、当該圧力計を点検
13	3.4号廃棄物処理設備	固化系キャッピングコンベア（D211）の動作確認時、当該コンベアの動作不良（コンベア速度の低下）が認められたため、当該コンベアを点検
14	その他	「放射性廃棄物の放出及び保管状況並びに線量管理状況の報告について」の平成１６年度第３四半期報及び第４四半期報並びに年報において、チャンネルボックス等の保管数量に誤記が認められたため、県へ報告及び誤記を訂正

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電　話　０２４０－２５－１３５３