不適合管理委員会報告情報（平成18年5月17日分）｜原子力

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平成１８年度不適合管理委員会報告情報（平成１８年５月１７日分）

◆ 不適合とは、本来あるべき状態とは異なる状態、もしくは本来行うべき行為（判断）とは異なる行為（判断）を言います。法律等で報告が義務づけられているトラブルから、発電所の通常の点検で見つかる計器や照明の故障など、広い範囲の不具合事象が対象になります。

平成18年5月17日（水）に不適合管理委員会で審議された不適合事象は、下記のとおりです。

[ 凡　例 ]

公表区分	事象の概要	主な具体例
区分１	法律に基づく報告事象等の重要な事象	・計画外の原子炉の停止　・発電所外への放射性物質の漏えい　・非常用炉心冷却系の作動　・火災の発生　　など
区分２	運転保守管理上、重要な事象	・安全上重要な機器等の軽度な故障　　　（技術基準に適合する場合）　・管理区域内の放射性物質の軽度な漏えい　・原子炉等への異物の混入　　など
区分３	運転保守管理情報の内、信頼性を確保する観点からすみやかに詳細を公表する事象	・計画外の原子炉または発電機出力の軽度な変化　・原子炉の安全、運転に影響しない機器の故障　・主要パラメータの緩やかな変化　・人の負傷または病気の発生　　など
その他	上記以外の不適合事象	・日常小修理　　など

　　区分１　：　該当なし

　　区分２　：　該当なし

　　区分３　：　該当なし

その他
No.	号機等	不適合件名	備　考
1	1号機	主復水器連続洗浄装置ブースタポンプ（Ｅ）用電動機点検において、電動機スペースヒーター用端子箱内への水（雨水）の浸入及び同箱内の腐食が認められたため、当該電動機を交換
2	1号機	主タービン電気油圧式制御装置電源装置（E/S-003-1）点検において、出力回路（直流電圧）のリップル電圧（電圧が変動する波の部分）に判定値外れが認められたため、当該電源装置を補修
3	1号機	原子炉冷却材再循環ポンプ（Ａ・Ｂ）温度記録計（TRS601）交換における温度検出器信号ケーブル接続時、当該記録計端子台の端子締付けねじ１本が折損したため、端子台を交換
4	1号機	復水系復水最小流量調節弁（FCV-F046）点検において、弁体及びケージのシート面に浸食（エロージョン）の発生が認められたため、調査及び対応検討
5	1号機	主タービン第２軸受振動検出器の機内配線コネクターの対地間絶縁抵抗測定において、絶縁抵抗測定値が不安定（１MΩ以下で変動）であることが認められたため、当該コネクターを交換
6	1号機	復水系復水補給水調節弁（LCV-104）点検において、弁体及び弁座のシート面に浸食（エロージョン）の発生が認められたため、弁体及び弁座を交換
7	1号機	第１給水加熱器（Ａ．Ｂ．Ｃ）の抽気逆止弁３台（F003A．3B．3C）の点検において、各弁のボンネットボルト計１５本（Ａ（７本）,Ｂ（３本）,Ｃ（５本））及びサイドフランジボルト計１１本（Ａ（４本）,Ｂ（３本）,Ｃ（４本））の破損が認められたため、当該ボルトを交換
8	1号機	原子炉隔離時冷却系蒸気管外側隔離弁用電動弁（MO-F012）リミトルク点検時、電動、手動切替機構（電動⇔手動）クラッチ部に摩耗が認められたため、当該クラッチを交換
9	1号機	主蒸気系第３主蒸気隔離弁（Ｄ）（MO-F004D）点検において、ボンネットバックシートに微少なクラック２本の発生が認められたため、対応検討
10	1号機	設備パトロールにおいて、消火系タービン建屋地下１階北西階段付近の屋内消火栓止弁（F068）上流側配管溶接部より微少な水（ろ過水）の漏洩（0.5mm程度のピンホール）が認められたため、当該漏洩箇所を補修及び漏洩水を除去並びに対応検討
11	1号機	設備パトロールにおいて、タービン駆動原子炉給水ポンプ油冷却器（Ａ．Ｂ）用温度調節弁後弁（F017A．B）２台の保温材に変形・破損が認められたため、当該保温材を補修
12	2号機	原子炉建屋天井クレーン走行用減速機（北側）点検時、出力軸のギアカップリング嵌め合い部にかじり及びキー溝の一部欠損が認められたため、ギアカップリングを交換
13	4号機	換気空調系湿分分離器室空調機（Ａ）から（Ｂ）への運転切替時、空調機ファン（Ａ）(Ｃ313Ａ)出口グラビティダンパの動作不良が認められたため、当該ダンパを点検
14	3.4号廃棄物処理設備	固化系充填固化コンベア（Ｅ．Ｆ）の動作確認（後進操作）において、シーケンスコントローラの回路に不良が認められたため、シ－ケンスコントローラを点検

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